ネリー・ソニエ(Nelly Saunier、1964年[1] -)はフランスの羽根細工職人[2]。フランスにおける人間国宝のメートル・ダールに選ばれた[3]

略歴 編集

自然に囲まれて育つ[4]。14歳の時に羽根細工を知り、天職になると確信する[3]。オリヴィエ・ド・セール学院(国立応用芸術工芸高等学院)卒業[5]。2008年、メートル・ダール認定[6]。ファッションやジュエリーの世界で活躍する。生け花の師匠・珠寶と植物学者、西畠清順との出会いから影響を受ける[7]。2015年には京都に滞在して日本のアーティストとコラボレーションした[8]ゴルチェシャネルニナ・リッチジバンシィとも関わる[9]。フランス人間国宝展での作品は花びらや金魚を羽毛で表現している[10]。ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ2022にコラボした時計がノミネートされた[11]

脚注 編集

  1. ^ 世界の高級メゾンから愛される羽根細工作家”. 2021年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月7日閲覧。
  2. ^ ARTIST WORKSHOP @KCUA 成果発表展/ネリー・ソニエ Feather”. KYOTO ARTBOX. 2023‐05‐05閲覧。
  3. ^ a b 『Oggi11月号』小学館、2017年9月28日、298頁。 
  4. ^ フランスの通称“人間国宝”による技と美を堪能する 『フランス人間国宝』展をレポート”. SPICE. 2023‐05‐05閲覧。
  5. ^ ARTIST WORKSHOP @KCUA 成果発表展/ネリー・ソニエ Feather”. KYOTO ARTBOX. 2023年5月5日閲覧。
  6. ^ 世界の高級メゾンから愛される羽根細工作家”. 2021年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月7日閲覧。
  7. ^ ボンジュールフランス『インタビュー』ネリー・ソニエⅡ”. プレスリリース. 2023年5月7日閲覧。
  8. ^ フランス人間国宝展”. 東京国立博物館. 2023年5月5日閲覧。
  9. ^ 東京国立博物館で9月に海外初の展覧会「フランス人間国宝展」開催”. FASHION HEADLINE. 2023年5月5日閲覧。
  10. ^ フランス人間国宝展へ”. FIGARO・jp. 2023年5月6日閲覧。
  11. ^ 時計の祭典『ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ2022』ノミネート作品を本間恵子さんが解説”. 婦人画報. 2023年5月6日閲覧。

外部リンク 編集