ノート:覇天会

最新のコメント:14 年前 | トピック:系譜 | 投稿者:Aiki-master

覇天会(はてんかい)は、横浜に本拠を置く合気道団体全日本武道合気道連合を主催している。フルコンタクト合気道を標榜している。 

概要 編集

合気道技とフルコンタクト制打撃の融合」を掲げ、打撃や組手試合に取り組んでいる。新興団体ではあるが独自の格闘技ではなく、あくまで通常の合気道試合で有効な技術に打撃の連打を導入した点を特徴とする。

ここでいう通常の合気道試合とは、合気道で試合が行われる富木流合気道及び合気道S.A.などの団体、その中でも打撃を認めた合気道S.A.の試合形式のルールをさしている。最大の合気道団体である合気会、また養神館では試合は行われず、また打撃(当身技)も限られたものとなっている。

型稽古の他にも打ち込み稽古や連絡技、ミット打ちなど試合を意識した実践練習が行われている。上級者は、防具着用の上で顔面への打撃と金的蹴りを認めた覇天会オリジナルの「実践武術」ルールによる組手を行っている。

系譜 編集

創設者は現宗主会長の藤嵜敬太(ふじさきけいた)。2006年に合気道S.A.より分派した。 藤嵜は合気道S.A.では通いの内弟子扱いとなる「指導員コース」過程を経て「教授参段位」を取得し、東京本部指導員を務めていた。合気道S.A.主催のリアル合気道選手権大会では三度の優勝を果たしている。

  >>『通いの内弟子扱い』について。合気道S.A.の広報に問い合わせたところ、通いの内弟子扱いという制度はないようですが、なにかソースはありませんか。--Aikido-Observer 2009年12月17日 (木) 13:37 (UTC)返信

ルール 編集

フルコンタクト合気道試合ルール 編集

合気道家どうしによる打撃を認めた試合形式

  • 立ち技状態での手首への関節技を認める。(捨て身技・指取りに関しては安全面から制限あり)
  • 関節技を伴わない投げ技は、正面入り身投げ・側面入り身投げ・各種呼吸投げを認める。
  • 従来の禁止技である、顔面への入り身突き・合気落とし・腰投げ・後ろ倒しを認める。
  • 道着と帯の掴みは3秒まで認める。
  • 固め技の攻防は10秒まで認める。(寝技は禁止)
  • 全ての蹴り技の掴みを認める。
  • 立ち技での打撃はフルコンタクトルールに準じるが、離れた間合いでの連打は4連打までとする。(組み技状態では連打の制限は無し)
  • 固め技状態での打撃は寸止めとし(実際に当たった場合はダメージがあるであろう場合に限り)4連打で効果のポイントとなる。

打撃自由技試合ルール 編集

掛け(合気道側)と受け(打撃側)に別れて試合を行う。打撃側はフルコンタクト打撃ルール(直接打撃制・顔面への手技は禁止)にて自由に攻撃を仕掛ける。合気道側はそれを捌き制圧する形で試合を行う。合気道の自由技を試合化した打撃の捌きに特化した試合形式。

  • 掛け(合気道側)フルコンタクト合気道ルール。
  • 受け(打撃側) フルコンタクト打撃ルール(直接打撃制・顔面への手技は禁止)。顔面への蹴り技のみポイント制、ボディーへの打撃はKO制。打撃側はヒットアンドアウェイや打撃の連打も認められる。

武器取り護身組手試合ルール 編集

掛け(合気道側)と受け(武器側)に別れて試合を行う。武器は50センチ程度の鈍器や短棒を想定。武器側は顔面や胴体への正面打ち・横面打ちにて自由に攻撃を仕掛ける。合気道側はそれを捌き制圧する形で試合を行う。上級者ルールでは上記の攻撃に加えて武器による胴への突きと各種蹴り技、組技状態での(関節技を伴わない)投げによる返し技が認められている。

  • 掛け(合気道側)フルコンタクト合気道ルール。
  • 受け(打撃側) 武器による打ち込み。武器側はヒットアンドアウェイや連打も認められる。

実践武術ルール(上級者用) 編集

  • フルコンタクト合気道ルールに加えて「顔面への打と金的蹴り」が認められる。

競技試合 編集

年に二回(春・秋)にオープントーナメント形式で「フルコンタクト合気道選手権大会」を開催している。技術向上のために自流派内に留まらず、他会派や格闘技界にも広く門戸を開いている。

外部リンク 編集

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