ハイムネクイナ(灰胸水鶏、学名:Eulabeornis saracura) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。別名ハイムネモリクイナとも呼ばれる。

ハイムネクイナ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: モリクイナ属
Eulabeornis
: ハイムネクイナ
E. saracura
学名
Eulabeornis saracura
Spix, 1825
和名
ハイムネクイナ
英名
Slaty-breasted Wood-rail

分布 編集

ブラジル東南部、パラグアイアルゼンチン東北部に分布する。

形態 編集

体長35-37cm。頭部は濃い灰色だが、後頭部に近づくにつれて褐色みが強くなる。後頸から背中、肩羽、雨覆はオリーブ色がかった緑色、上尾筒と尾は黒色である。前頸から下の体の下部は青みがかった灰色で、これが英名の由来となっている。虹彩は赤色、嘴はやや黄色がかった緑色、脚は淡い赤色である。

生態 編集

主に温帯亜熱帯の森林に生息するが、湿地や川の流域に住むこともある。

参考文献 編集

  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、50-51、160頁。