ハウテンオランダ語: Houten [ˈɦʌutə(n)] ( 音声ファイル))は、オランダ ユトレヒト州基礎自治体ヘメーンテ)。ユトレヒトの南7kmの位置にある住宅都市である。ホーテンと表記されることもある。

ハウテン
Gemeente Houten
ハウテンの市旗 ハウテンの市章
基礎自治体旗 基礎自治体章
位置
の位置図
座標 : 北緯52度02分04秒 東経5度10分01秒 / 北緯52.03433度 東経5.166857度 / 52.03433; 5.166857
行政
オランダの旗 オランダ
 州(Provincie) ユトレヒト州の旗 ユトレヒト州
 基礎自治体 ハウテン
地理
面積  
  基礎自治体域 58.98 km2
    陸上   55.49 km2
    水面   3.49 km2
人口
人口 (2008年12月31日現在)
  基礎自治体域 47,273人
    人口密度   852人/km2
その他
等時帯 CET (UTC+1)
夏時間 CEST (UTC+2)
公式ウェブサイト : http://www.houten.nl/

歴史 編集

ローマ帝国時代の集落が発掘されており、旧市街(Het Oude Dorp)には当時の道路のパターンが現在でも残っている。中世暗黒時代にはこの地域の中での中心的集落が置かれていたようである。集落は幾つかの地区に分かれていて、現在でもSchonauwen, Wulven, Waijen, Heemstedeといった地区名が残っている。

旧市街には1884年に建てられたカトリック教会や、1563年に建てられたプロテスタント教会がある。教会は9世紀頃に最初に建てられた模様で、現存する最古の部分は11世紀頃のものである。また、16世紀に食堂として造られた建物が、現在でもレストランDe Engelとして使われている。

現代のハウテンは、20世紀の第4四半期の1966年から1993年にかけて形成された。急速に人口が増えつつあったユトレヒトの住宅事情を満たすため、1979年には1万軒の住宅が建設が開始され、それまで4000人ほどであった人口が、1990年代には3万人に急増した。

1995年から2008年にかけて第2期の市街地拡張が行われ、ハウテン南地区に7000軒の住宅が建設された。ハウテン南地区は、それまであったハウテン北地区とほぼ同じ都市計画により建設されたが、ハウテン南地区の東側には大きな池が建設され、中央部には広い緑地が残されたところがハウテン北地区と違っていた。また、ハウテン南地区の一部では自転車専用レーンが作られていない場所もある。

交通 編集

道路

高速道路A27が自治体を通過している。

鉄道

オランダ鉄道のハウテン駅には、ユトレヒト中央駅行き各駅停車が1時間に4本、ティール行き各駅停車が1時間に2本、スヘルトーヘンボス経由ブレダ行き各駅停車が1時間に2本停車する。ユトレヒト中央駅までの所要時間は10分である。

トラム

ハウテン駅とハウテン・カステラム駅を結ぶハウテン・トラムは、路線拡張工事のため2008年12月14日に一旦廃止され、現在はバスが両駅間を1時間に4本結んでいる。

水運

ライン川下流のワール川アムステルダムを結ぶ基幹運河であるアムステルダム・ライン運河が基礎自治体の中央部(ハウテン市街地の南端部)を通過している。また、レク川が基礎自治体の南側の境界となっている。

その他 編集

  • バンホーテン(VAN HOUTEN) - 食品メーカー(ココアで有名)。1815年にアムステルダムで創業した。Houtenは人物名であり、この基礎自治体名とは関連性は無い

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

外部リンク 編集

座標: 北緯52度02分04秒 東経5度10分01秒 / 北緯52.03433度 東経5.166857度 / 52.03433; 5.166857