ハッピーアイランドは、エフエム沖縄1985年4月1日より平日の午後に放送されている生放送のワイド番組。なお、当項では派生番組のサンエーpresents ハッピーモーニング~心地いい波~(サンエープレゼンツ ハッピーモーニング~ここちいいなみ~)についても述べる。

ハッピーアイランド
ジャンル 情報・音楽・リクエスト番組
放送方式 生放送
放送期間 1985年4月1日
放送時間 平日11:30~13:55(JST)
放送局 FM沖縄
制作 FM沖縄
パーソナリティ 多喜ひろみ(月・火)
伊藝梓(水 - 金)
テーマ曲 愛ランド・ダンス / COSMOS-keyboards trio-
公式サイト 公式サイト
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概要 編集

この番組の前身は、FM沖縄開局から約7ヶ月間放送した「FM歌謡メロディー」(月曜 ー 金曜 11:30 - 11:55)で、そのパーソナリティを務めた寺沢好美は、当番組にも続投の形で担当した。放送開始時ののタイトルは「ハッピーアイランド~のってるリクエスト~」だったが、番組開始から半年後に番組名をハッピーアイランドに改めると同時に多喜ひろみに交代した[1]。以来、2008年3月までは多喜が23年間月~金を担当していたが、金曜のみ2008年4月から菊池のりこ、2012年4月から伊藝梓が担当するようになり、後に多喜と入れ替えに伊藝が水曜・木曜も担当するようになった。現在、担当する曜日は多喜が月曜・火曜、伊藝が水曜・木曜・金曜となったが、その後派生番組として、土曜9:00に30分の収録番組「ハッピーモーニング~心地いい波~」を2013年にスタートさせた。この番組も多喜がパーソナリティを務めている。(後述)

放送時間について、開始当初は12:00~12:55の放送でサブタイトルに「のってるリクエスト」を付加、1985年10月から13:55まで拡大しその後サブタイトルを削除、1995年1月に11:30開始となった。現在は11:30~13:55の放送。このため、全国のJFN系列局で13:00〜13:30に放送のJFNC制作番組『デイリーフライヤー』は内包を含めて開始以来一切放送されていない数少ない局である[2]


2005年12月から2019年3月までは一部コーナーのポッドキャストの配信が行われた他、2006年秋から2018年9月28日まで宮古島市コミュニティ放送局である「エフエムみやこ」でも放送された。

番組は本社スタジオから生で放送されており、スタジオ前のギャラリースペースから実際の放送も見られる(コロナ禍による感染防止対策のためしばらくギャラリーを閉鎖していたが、2022年10月12日から見学を再開している。ただし、感染状況次第では予告なしに閉鎖することもある。)。また月に1,2度程度、「お出かけハッピー」として沖縄本島各地から全編中継で放送されている。その際ゲストによるライブが行われ、主に地元のベテランからブレイク前の新人グループが2,3組登場する(こちらはコロナ禍で休止中)。

極東放送時代からFM沖縄に引き継がれて放送した『スクリーンへの招待』が2021年9月26日で48年半の歴史に幕を閉じたため、当番組がFM沖縄で現在放送中の中で最長寿番組となった。

タイムテーブル 編集

  • 11:30~11:55「ホームルーム」
  • 11:55~12:00「ニュース」
  • 12:00~12:55「1時間目」
  • 12:30頃~12:40頃「au(沖縄セルラー電話)街角トピックス」(かつては森永(沖縄森永乳業)がスポンサーだった)
  • 12:55~13:00「ラジオ県民室
  • 13:00~13:55「2時間目」(たまに13時台の頭にゲストが登場する事がある)

※なお、FMみやことのネット時代、「ニュース」と「ラジオ県民室」はFMみやこではネットせず自社制作番組を放送した。

番組では学校の時間割のような感覚で、一時間ごとに毎正時で「1時間目」「2時間目」と区切られているが、1995年に開始時間が11時30分になった際、新たに11時台が「ホームルーム」と称して設けられた。

内容 編集

  • 主にリスナーからのリクエストと、投稿によって構成されている。
  • 投稿内容としては、リスナーの日常での出来事を綴ったものが目立つ。投稿で選りすぐりのものは同番組公式サイトで読むことも出来る。さらにその投稿は、「ハッピーアイランドの本」としてまとめられ、2008年8月現在で、8冊が刊行されている。
  • リクエストでオンエアされる曲は、邦楽・洋楽からアニメソング・琉球民謡アイドル楽曲と幅広い。

聴取率 編集

県内民放ラジオ局の共同聴取率調査では実に10年以上に渡って1位を記録している。

2005年6月の調査では、12~49歳で13時台で10.8%、また、12~69歳でも8.3%であり、試聴エリアでは人気番組として定着している。それを証明するかのように、11時台は6社、12時台と13時台は各々12~13社の提供スポンサーを連ねている。

テーマ曲 編集

番組が始まって以来アレンジする事無く使用されている。現在は11時台(ホームルーム)のオープニングと13時台(2時間目)のエンディングで聞くことができる。

パーソナリティ 編集

現在 編集

過去 編集

  • 寺沢好美(1985.4~1985.9)前番組「FM歌謡メロディー」から続投。
  • 翁長林一郎(1985.4~?)
  • 和気徹児(現・秋田朝日放送アナウンサー)
  • 菊池のり子(金)(2008.4~2012.3.30)
  • 東風平朝政 (不定期)(エフエム沖縄役員

派生番組『ハッピーモーニング~心地いい波~』 編集

サンエーpresents
ハッピーモーニング~心地いい波~
ジャンル 音楽・情報・投稿番組
放送方式 録音放送
放送期間 2013年1月 -
放送時間 土曜9:00~9:30(JST 30分)
放送局 FM沖縄
制作 FM沖縄
パーソナリティ 多喜ひろみ
提供 サンエー
公式サイト 公式サイト
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サンエーpresents ハッピーモーニング~心地いい波~(サンエープレゼンツ ハッピーモーニング~ここちいいなみ~)は、ハッピーアイランドの派生番組として、エフエム沖縄で土曜9:00~9:30に放送している収録番組。ハッピーアイランドの月曜・火曜を担当する多喜ひろみがパーソナリティを務めている。沖縄県内最大手のスーパーサンエーの一社提供。番組開始当初は同じサンエーでも、サンエー宜野湾コンベンションシティの施設店名義によるスポンサーだった。

概要 編集

ハッピーアイランドでは生放送でフリーのメッセージ(特定企画がある場合、メッセージテーマを設けることがある。)を紹介したりリクエスト曲を流したりするが、ハッピーモーニングではその週の記念日にちなんだものを中心に季節に沿ったメッセージテーマを決めてメールとFAXで募っている。基本的に多喜がハッピーアイランドを担当する毎週火曜日の夕方にその週の分を収録するため、メッセージの締め切りを火曜日14:00に設定している。そのため、ハッピーアイランドの番組内でも、当番組のテーマ投稿を呼びかけている。番組内でメッセージをなるべく紹介する関係から、リクエスト曲の受付は原則行っておらず、スタッフ選曲でメッセージに沿った洋楽の曲を中盤に一曲だけ流す。選曲に関して、稀にリクエスト曲を流すこともあるほか、テーマに関連する曲がない場合やトークが長引いたりメッセージが多い場合は曲を流さなかったり、逆にメッセージが少ない場合は最初のCM明けに追加で一曲流すこともある。また、多喜が収録週に休暇などが入った場合、その前の週に2本録りを行い、その2本目に、リスナーからのテーマメールをお休みにして、その代わりに音楽特集を行うこともある。

また、番組後半には、赤ちゃんや子どもの言動など、子どもたちのエピソードや自慢を紹介する「ハッピーベイビー」のコーナーがあり、番組公式ブログではリスナーから番組に寄せられた赤ちゃんや子どもたちの写真をアップしている。他、スポンサーであるサンエーとFC契約で結んでいるベビー用品専門店アカチャンホンポサンエーハンビータウン内の旧・Baby館、サンエー浦添西海岸 PARCO CITY内)の情報コーナーもある。

外部リンク 編集

脚注 編集

  1. ^ 開局39周年企画【タイムテーブルギャラリーVol.3】|トピックス|FM-Okinawa エフエム沖縄 - 87.3MHz”. FM-Okinawa エフエム沖縄 - 87.3MHz. 2024年1月20日閲覧。
  2. ^ 『デイリーフライヤー』未放送局は当局の他、TOKYO FMFM大阪FM FUKUOKAAIR-G'K-mixも該当する。全てデリフラ開始当初から放送されていない。なお、特別加盟局のInterFM897も2023年3月まで未放送だったが、4月から放送を開始した。
FM沖縄 平日11:30 - 12:00 ワイド番組
前番組 番組名 次番組
ハッピーアイランド
(1995年1月1日 - )
-
FM沖縄 平日12時台 ワイド番組
FMランチタイムミュージック
( - 1985年3月)
ハッピーアイランド
(1985年4月1日 - )
-
FM沖縄 平日13時台 ワイド番組
FM歌謡アベニュー
( - 1985年9月)
【ここまでJFNC製作枠】
ハッピーアイランド
(1985年10月1日 - )
-