ハッピー Qボット簡体字中国語: 快乐酷宝中国語: 快楽酷宝)、英語: Happy Q-Bot)は、中華人民共和国の子供向けの特撮テレビ番組であり、広州藍弧文化伝播(ブルーアーク)と世界的に有名な光学ブランドであるブレッサー英語版が制作している[1]。シーズン1は2012年に撮影され、その年の12月29日に福建省の子供向けチャンネルで初放送された。シーズン1は全50話で構成されている[2]。シーズン2は2013年8月に公開され[3]、2015年4月22日からは広東省広東広播電視台英語版において放送された。シーズン2も全50話で構成されている[4]。2018年にはシーズン3が制作されている[5]。ストーリー全体は、若い主人公たちの友情の昇華や無邪気な10代の友情が描かれており、前向きで軽快でユーモラスな展開となっている[6]

中国国内では、本作品の変形ロボット玩具がアウディ(AULDEY)より販売されている[7]

2014年には、中国の国家新聞出版広電総局発展研究センターが組織した専門家グループにより選出された「十大中国ブランド」として本作品が選ばれている[8]

あらすじ 編集

情報技術が発達したある都会の街の物語。手芸が大好きなローロー(簡体字中国語: 乐乐繁体字中国語: 楽楽)、ファンファン(簡体字中国語: 欢欢繁体字中国語: 歡歡)、ルールー(中国語: 路路)、ジーフェイ(簡体字中国語: 杰飞繁体字中国語: 志飛)、ティンティン(中国語: 婷婷)の5人の子供達は、チームを組んで児童館模型航空競技の大会に参加する。彼らの作った斬新なロボットは、若い観客達には賞賛されたが、大会では落選してしまう。大会の後に彼らは口論となり、チームリーダーだったローローは怒って彼らのロボットを捨てようとする。すると、不思議なことが起こり、そのロボット達は命を得て、5人の子供たちのパートナーとなる。ロボットに宿った命は宇宙人で、人々に笑いをもたらせばそのポジティブな感情エネルギー[6]を得ることができ、エネルギーが十分になった時に故郷に帰ることができるのだ[9]

出典 編集

  1. ^ 佚名 (2013年2月25日). “快乐酷宝:打开科学王国的大门” (中国語). 太平洋亲子网. オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160304121150/http://www.pcbaby.com.cn/home/117/1178801.html 2022年1月19日閲覧。 
  2. ^ 快乐酷宝” (中国語). iQIYI. 2022年1月19日閲覧。
  3. ^ “《快乐酷宝Ⅱ》开机” (中国語). 数凤凰网. (2013年8月9日). オリジナルの2019年9月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190929022356/http://news.ifeng.com/gundong/detail_2013_08/09/28441913_0.shtml 2022年1月19日閲覧。 
  4. ^ 快乐酷宝2” (中国語). 七猫影視. 2022年1月19日閲覧。
  5. ^ 快乐酷宝3” (中国語). 七猫影視. 2022年1月19日閲覧。
  6. ^ a b 佚名 (2013年1月18日). “Bresser携手蓝弧,《快乐酷宝》掀科幻热潮” (中国語). 太平洋亲子网. オリジナルの2019年12月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20191207104728/https://www.pcbaby.com.cn/home/117/1172506.html 2022年1月19日閲覧。 
  7. ^ リュウリュウ@中国特派員 (2013年9月17日). “パンダロボ。”. Narinari.com. 2022年1月19日閲覧。
  8. ^ 中国アニメ市場調査” (PDF). 日本貿易振興機構. p. 154 (2014年9月23日). 2022年1月19日閲覧。
  9. ^ 快乐酷宝”. 中国中央電視台. 2022年1月19日閲覧。

外部リンク 編集