ハファエル・ロバト・ジュニア

ハファエル・ロバト・ジュニアRafael Lovato Jr.1983年6月25日 - )は、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ出身の男性柔術家総合格闘家。ロバトズ・スクール・オブ・ブラジリアン柔術所属。元Bellatorミドル級王者。元Legacy FCミドル級王者。ラファエル・ロバト・ジュニアとも表記される。

ハファエル・ロバト・ジュニア
基本情報
本名 ラファエル・ロヴァト・ジュニア
(Rafael Lovato Jr.)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1983-06-25) 1983年6月25日(40歳)
出身地 オハイオ州シンシナティ
所属 ロバトズ・スクール・オブ・ブラジリアン柔術
身長 191cm
体重 84kg
リーチ 197cm
階級 ミドル級
バックボーン ブラジリアン柔術(黒帯)
截拳道ボクシング
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獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
男子 ブラジリアン柔術
世界柔術選手権
2007 カリフォルニア 100kg超級
2008 カリフォルニア 100kg級
2009 カリフォルニア 94kg級
2010 カリフォルニア 94kg級
2011 カリフォルニア 94kg級
2012 カリフォルニア 94kg級
2013 カリフォルニア 100kg級
2014 カリフォルニア 94kg級
ブラジル柔術選手権
2007 サンパウロ 100kg級
2010 サンパウロ 100kg級
2010 サンパウロ 無差別級
2013 サンパウロ 100kg級
2013 サンパウロ 無差別級
男子 グラップリング
アブダビコンバット
2013 北京 88kg級
世界ノーギ柔術選手権
2010 カリフォルニア 91.5kg級
2011 カリフォルニア 85.5kg級
2012 カリフォルニア 91.5kg級
2013 カリフォルニア 97.5kg超級

ブラジル人以外では史上初となるブラジレイロ優勝、アメリカ人ではBJ・ペン以来史上2人目となるムンジアル優勝など、柔術とグラップリングの国際大会で数々の実績を持つ[1]

来歴 編集

1983年オハイオ州シンシナティに生まれ、8歳の時にオクラホマ州オクラホマシティに移った[1]。父親の影響で幼少期から截拳道ボクシングエスクリマなど様々な格闘技を習い、13歳になるとブラジリアン柔術を始め、2004年、21歳でサウロ・ヒベイロから黒帯を授与された[1][2]

ブラジリアン柔術・グラップリング 編集

2005年10月19日、カリフォルニア州で開催されたヒクソン・グレイシー主催のブドーチャレンジ98kg以上級に参戦。1回戦でホーレス・グレイシーと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ち。決勝で小斎武志と対戦し、チョークスリーパーに入ったところで小斎に指を噛まれ反則勝ち。優勝を果たした。

2006年5月26日、L.A.SUB-Xでリョート・マチダと対戦し、再延長の末、0-1で判定負け。

2007年5月、アブダビコンバット88kg未満級に出場し、2回戦でデミアン・マイアに敗北。

2007年5月、ブラジル柔術選手権の黒帯スペルペサード級(100kg以下)で優勝。ブラジル人以外で史上初の王者となった。

2007年8月、世界柔術選手権の黒帯ペサディシモ級(100kg以上)で優勝。アメリカ人ではBJ・ペン以来史上2人目の王者となった。

2013年10月、アブダビコンバット88kg未満級に出場し、決勝戦でホムロ・バハルに敗れ準優勝。

総合格闘技 編集

2014年Legacy FCでプロ総合格闘技デビュー。2016年にはミドル級王座を獲得した。

Bellator 編集

2017年3月3日、ベラトール初参戦となったBellator 174でチャールズ・ハックマンと対戦し、試合開始直後から打撃のラッシュを浴びせ、わずか13秒でTKO勝ち[3]

2019年6月22日、Bellator 223のBellator世界ミドル級タイトルマッチで王者のゲガール・ムサシに挑戦し、2-0の判定勝ち。王座獲得に成功した。

2020年2月10日、海綿状血管腫と診断を受けたことを公表し、Bellator世界ミドル級王座を返上[4]

後身の指導に専念していたが、2022年12月28日、INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国で復帰。岩﨑大河と対戦し、1Rにキムラロックで一本勝ちを収めた[5]

戦績 編集

総合格闘技 戦績
11 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
11 2 7 2 0 0 0
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
岩﨑大河 1R 2:10 キムラロック INOKI BOM-BA-YE × 巌流島 in 両国 2022年12月28日
ゲガール・ムサシ 5分5R終了 判定2-0 Bellator 223: Mousasi vs. Lovato Jr.
【Bellator世界ミドル級タイトルマッチ】
2019年6月22日
ジョン・ソルター 3R 4:27 リアネイキドチョーク Bellator 205: McKee vs. Macapa 2018年9月21日
ジェラルド・ハリス 1R 1:11 腕ひしぎ十字固め Bellator 198: Fedor vs. Mir 2018年4月28日
クリス・ハニーカット 5分3R終了 判定3-0 Bellator 189: Budd vs. Blencowe 2 2017年12月1日
マイク・ローデス 1R 1:59 リアネイキドチョーク Bellator 181: Campos vs. Girtz 3 2017年7月14日
チャールズ・ハックマン 1R 0:13 TKO(スタンドパンチ連打) Bellator 174: Coenen vs. Budd 2017年3月3日
コルテス・コールマン 3R 4:04 腕ひしぎ十字固め Legacy FC 62
【LFCミドル級タイトルマッチ】
2016年11月11日
マルセロ・ヌネス 2R 4:51 TKO(パウンド) Legacy FC 54
【LFCミドル級王座決定戦】
2016年4月20日
ケビン・ホランド 1R 1:24 リアネイキドチョーク Legacy FC 46 2015年10月2日
カナン・グリグスビー 1R 4:07 肩固め Legacy FC 35 2014年9月26日

獲得タイトル 編集

ブラジリアン柔術 編集

  • ヨーロピアン柔術選手権 黒帯スペルペサード級 優勝(2007年)
  • パンアメリカン柔術選手権 黒帯スペルペサード級 優勝(2007年)
  • ブラジル柔術選手権 黒帯スペルペサード級 優勝(2007年)
  • 世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ級 優勝(2007年)
  • パン柔術選手権 黒帯ペサード級 優勝(2008年)
  • ブラジル柔術選手権 黒帯アブソルート級 優勝(2013年)

グラップリング 編集

  • ブドーチャレンジ 98kg以上級 優勝(2005年)
  • 世界ノーギ柔術選手権 黒帯ペサード級 優勝(2010年)
  • 世界ノーギ柔術選手権 黒帯メイオペサード級 優勝(2011年)
  • 世界ノーギ柔術選手権 黒帯ペサディシモ級 優勝(2013年)

総合格闘技 編集

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
ゲガール・ムサシ
第6代Bellator世界ミドル級王者

2019年6月22日 - 2020年2月10日

空位
次タイトル獲得者
N/A