ハルゼー (ミサイル巡洋艦)

ハルゼー(USS Halsey, DLG/CG-23)は、アメリカ海軍ミサイル巡洋艦リーヒ級ミサイル巡洋艦の8番艦。艦名はウィリアム・ハルゼー海軍元帥に因んで命名された。

USS Halsey (DLG-23)
艦歴
発注:
起工:
進水: 1962年1月15日
就役: 1963年7月20日
退役: 1994年1月28日
その後: 2003年にスクラップとして廃棄
除籍: 1994年1月28日
性能諸元
排水量: 7,903トン
全長: 533 ft
全幅: 53 ft
吃水: 24 ft 6 in
機関: ギヤード蒸気タービン2基2軸
4缶、85,000 shp
最大速: 34ノット
航続距離:
兵員: 士官、兵員400名
兵装: スタンダードER SAM連装発射機 2基
アスロックSUM8連装発射機 1基
ハープーンSSM4連装発射機 2基
ファランクスCIWS 2基
324mm3連装短魚雷発射管 2基
航空機:
モットー: '

艦歴 編集

ハルゼーは1962年1月15日にサンフランシスコ海軍造船所で、ハルゼー提督の孫娘、マーガレット・デンハムおよびジェーン・ハルゼー[1]によって命名、進水した。1963年7月20日にH・H・アンダーソン艦長の指揮下就役する。就役式典ではチェスター・ニミッツ海軍元帥がハルゼー提督の経歴を賞賛した。

ハルゼーは1963年11月25日にサンフランシスコを出航し、対潜水艦戦装備および音響探索装置の試験を12月7日まで行う。12月11日に母港のカリフォルニア州サンディエゴに到着した。

ハルゼーは12月13日に第7駆逐戦隊の第71駆逐艦部隊に配属され、12月15日から18日にかけて行われた海軍長官のためのデモンストレーションに参加した。1964年1月15日から2月14日まで兵器の運用試験を行い、2月10日には太平洋ミサイル実験海域で初のミサイル発射を行った。

就役初年度にハルゼーは火器管制システムと戦闘情報センターの機能を戦闘士官の指揮下に統合、また船体部分と通信管制施設を分離して運用するというユニークなシステムの実験を行った。

1966年にハルゼーは太平洋艦隊第7駆逐戦隊の第71駆逐艦部隊に配属された。7月2日にフィリピンスービック海軍基地に向けてサンディエゴを出航した。8月まで南シナ海で航空救難任務および対潜水艦作戦に従事し、この期間にトンキン湾での二度の航海で16名のパイロットを救出した。ハルゼーは12月5日に横須賀を出航し、サンディエゴには12月21日到着した。

1967年の前半は西海岸沖での巡航訓練で費やされた。4月10日、ハルゼーはサンディエゴを出航し、サンフランシスコ海軍造船所オーバーホールを8月まで行う。9月になると再び性能試験に従事した。

ハルゼーは1994年1月28日に退役し、2003年にスクラップとして廃棄された。

関連項目 編集

外部リンク 編集

注釈 編集

  1. ^ ジェーンは息子ウィリアム・ハルゼー3世の娘。