ハンカイソウ(樊噲草、学名 Ligularia japonica )はキク科メタカラコウ属多年草

ハンカイソウ
自然教育園、2010年6月 
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: メタカラコウ属 Ligularia
: ハンカイソウ L. japonica
学名
Ligularia japonica Less.
シノニム

Ligularia palmatifida (Siebold et Zucc.) Nakai

和名
ハンカイソウ(樊噲草)

特徴 編集

の高さは60-100cmになる。根出葉は長い葉柄があり、葉身は掌状に深く裂け、長さ、幅は30cmになる。につくは3枚で、茎に互生し、葉柄の基部は広い鞘となる。芽出しの時の葉はヤブレガサのようにすぼんでおり、成長とともに展開する。

花期は6-8月。茎の上部に散房状に2-8個の頭花をつける。頭花は黄色で、径10 cmに達する。舌状花は10個ほど。トウゲブキ(エゾタカラコウ)にはある総苞の基部と花柄の基部のはない。冠毛は赤褐色で、長さ6-7.5mmになる。

分布と生育環境 編集

日本では、本州の静岡県以西、四国、九州に分布し、山地の林下や湿った草原に生育する。アジアでは中国大陸、台湾、朝鮮に分布する。

ギャラリー 編集

参考文献 編集