ハーベイ・ウォールバンガー

ハーベイ・ウォールバンガー: Harvey Wallbanger)は、ウォッカベースのカクテルで、冷たいタイプのロングドリンクスクリュー・ドライバーガリアーノを浮かべたカクテルとも言うことができる[3]

ハーベイ・ウォールバンガー
基本情報
種別 ロングドリンク
作成技法 ビルド
橙黄色
グラス   コリンズグラス
アルコール度数
度数
14度[1] - 20度[2]
レシピの一例
ベース ウォッカ
装飾材料 カットオレンジ
材料
ウォッカ …… 45ml
オレンジジュース …… 適用
ガリアーノ …… 2tsp
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由来 編集

1968年から1970年に間にカリフォルニア州マンハッタンビーチの「パンチョズ・バー」で考案されたと言われる[4]

このカクテルの由来には諸説存在する。

サーファーのハーベイ氏
  • サーフィンの大会で負けたハーベイ氏がやけ酒として飲んでいた[5]
  • サーフィンの大会で勝ったハーベイ氏が祝い酒として飲んで酔っ払い、壁を叩きながら帰った[6]
  • サーフィンの大会で負けたハーベイ氏がやけ酒として飲んで酔っ払い、壁を叩きながら帰った姿をみた人が「壁叩きのハーベイ」と名付けた[7]
セールスマンのハーベイ氏
  • ガリアーノのセールスマンだったハーベイ氏がこれを飲んで酔って壁に頭をぶつけた[5][8]
  • ガリアーノのセールスマンだったハーベイ氏が拡販用にこのカクテルを作って振る舞っていたが、自分も飲んで酔っ払い、頭をぶつけながらセールスして回った[6]
不明のハーベイ氏
  • これを飲んで酔ったハーベイ氏がふらふらになって壁にぶつかった[1]
  • これを飲んで酔ったハーベイ氏がふらふらになって頭を壁にぶつけた[6][8]
  • これを飲んで酔ったハーベイ氏が壁を叩きながら帰る姿を見た人が「壁叩きのハーベイ」と名付けた[9]

作り方の例 編集

レシピ[3][7]
作り方[3][7]
  1. を入れたグラスにウォッカとオレンジジュースを入れてステアする。
  2. ガリアーノをフロートさせる。
  3. カットしたオレンジをグラスに飾る。

出典 編集

  1. ^ a b 桑名伸佐 監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年、133頁。ISBN 978-4-537-20423-0 
  2. ^ 稲保幸『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年、65頁。ISBN 4-278-03752-X 
  3. ^ a b c THE PLACE『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、102頁。ISBN 9784058003206 
  4. ^ カクテル歴史年表:1950年〜2003年”. プロフェッショナル・バーテンダーズ機構 (2008年6月20日). 2022年10月1日閲覧。
  5. ^ a b 『カクテルの図鑑 :カクテルのレシピ407点とカクテルを楽しむための基礎知識』マイナビ、2013年、62頁。ISBN 978-4839946234 
  6. ^ a b c 澤井慶明 監修『カクテルの事典』成美堂出版、1996年、125頁。ISBN 4-415-08348-X 
  7. ^ a b c 中村健二『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、157頁。ISBN 978-4072743935 
  8. ^ a b 福西英三『カクテルズ』ナツメ社、1996年、178頁。ISBN 4-8163-1744-9 
  9. ^ 岡崎ユウ『本格 家飲みカクテル教本 新装版 :ルールをマスターして美味しく楽しむ120種』メイツ出版、2021年、61頁。ISBN 978-4780424928