ハーメーツハメツחָמֵץ chāmētz, アシュケナジム式ヘブライ語chómets)とは、ヘブライ語においてパン種、酵母のこと、また伝統的に酵母入りの食物のこと。それを入れた食器もハーメーツである。

トーラー出エジプト記12:15, 19)に起源を持ち、ペサハの期間、所持すること・食べることは禁じられている。

酵母を入れないマッツァー、即ち日本語訳聖書における「種入れぬパン」を焼く。

ベディーカト・ハーメーツ בְּדִיקַת חָמֵץ bədhīqath chāmētz 編集

 
1725年
 
マッツァー
 

ニサンの13日の日没(一日の始まり)に儀式的なパン探しを行う。見つかったパンを翌日の朝までとっておき、焼きつくす。 これらの行動をビーウール・ハーメーツ(ハーメーツを取り除くこと)と呼ぶ。次のメヒーラト・ハーメーツがあるので、儀式だとも言える。

メヒーラト・ハーメーツ מְכִירַת חָמֵץ 編集

酵母入りの食品を異教徒に一時的に売り渡し、ペサハが終わると買い戻す。

現代における意味と解釈 編集

聖書では、酵母をとる暇が無かった(ことを記念する)、ということが書かれてある。

セーデル全体は、一体感を持たせるミツワーの一種ともとらえることができる。

関連項目 編集

外部リンク 編集