バス停留所 (映画)

ジョシュア・ローガンによる1956年の映画

バス停留所』(バスていりゅうじょ、Bus Stop)は、1956年アメリカ合衆国ロマンティック・コメディ映画。 監督はジョシュア・ローガン、出演はマリリン・モンロードン・マレーなど。 原作は劇作家ウィリアム・インジ同名舞台劇英語版

バス停留所
Bus Stop
監督 ジョシュア・ローガン
脚本 ジョージ・アクセルロッド英語版
原作 ウィリアム・インジ
バス停留所英語版
製作 バディ・アドラー
出演者 マリリン・モンロー
ドン・マレー
音楽 ケン・ダービー英語版
シリル・J・モックリッジ英語版
アルフレッド・ニューマン(指揮)
撮影 ミルトン・クラスナー
編集 ウィリアム・H・レイノルズ
製作会社 20世紀フォックス
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1956年8月31日
日本の旗 1956年11月21日
上映時間 96分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $4,500,000[1]
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ストーリー 編集

モンタナの牧場で生まれ育った世間知らずのカウボーイ青年ボー(ドン・マレー)はロデオ大会に参加するために、付き添いのヴァージル(アーサー・オコンネル)とともに、フェニックスアリゾナ州)にやってくる。生まれて初めて都会にやって来たボーは、酒場の歌手シェリー(マリリン・モンロー)に一目惚れ、強引に結婚を決めてしまう。嫌がるシェリーの言葉に全く耳を貸さない傍若無人なボーを恐れたシェリーは慌てて逃げ出すが、ボーに無理矢理モンタナ行きのバスに乗せられる。

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
NHK[2] NETテレビ 東京12ch
シェリー(チェリー) マリリン・モンロー 冨士眞奈美 向井真理子
ボー・デッカー ドン・マレー 愛川欽也 沢木順 橋本功
ヴァージル・ブレッシング アーサー・オコンネル 早野寿郎 富田耕生 山内雅人
グレース ベティ・フィールド 林洋子
ヴェラ アイリーン・ヘッカート
カール ロバート・ブレイ英語版 小林修 阪脩
エルマ・ダックワース ホープ・ラング 富田千代美 幸田直子
不明
その他
前田敏子
藤夏子
池田勝
巴菁子
広瀬正志
伊井篤史
小滝進
鈴木一輝
田中美由紀
日本語吹替版スタッフ
演出 福永莞爾
翻訳 宇津木道子
効果 新音響
調整 近藤勝之
制作 コスモプロモーション
解説 淀川長治 深沢哲也
初回放送 1967年12月31日
『劇映画』
1975年11月23日
日曜洋画劇場
1981年1月1日
木曜洋画劇場

※DVD・BDには東京12ch版の吹替が収録[3]

作品の評価 編集

セックスシンボルのイメージを脱したかったマリリン・モンローが、ニューヨークアクターズ・スタジオで演技のレッスンを受け、いくつかの舞台を経験した[4] 後に、ハリウッド復帰した作品であり[5]第14回ゴールデングローブ賞では主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。因みに同賞は、その後1959年の映画『お熱いのがお好き』で受賞している。

Rotten Tomatoesによれば、14件の評論のうち高評価は79%にあたる11件で、平均点は10点満点中7.32点となっている[6]

受賞歴 編集

部門 対象 結果
第29回アカデミー賞 助演男優賞 ドン・マレー ノミネート
第14回ゴールデングローブ賞 作品賞(ミュージカル・コメディ部門) ノミネート
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門) マリリン・モンロー
第10回英国アカデミー賞英語版 有望新人賞英語版 ドン・マレー ノミネート
第9回全米監督協会賞英語版 長編映画監督賞 ジョシュア・ローガン ノミネート

エピソード 編集

ドン・マレーとホープ・ラングの2人とっては共に映画デビュー作であり、この映画の公開前の1956年4月14日に2人は結婚している(1961年7月7日に離婚)[7]

出典 編集

外部リンク 編集