バッタを捕まえる少年とサソリ

バッタを捕まえる少年とサソリ』(バッタをつかまえるしょうねんとサソリ)は、イソップ寓話のひとつ。ペリー・インデックス199番。

あらすじ 編集

ある少年がイナゴを捕まえていた。虫籠にはかなりの数が集まっていた。そんな時少年は、イナゴと間違えてサソリに手を伸ばそうとした。するとサソリは、鋭い毒針を振り立てて彼に言った。 「さあ、捕まえてごらん。君のイナゴを全部失う覚悟があるならね。」

教訓 編集

善人にも悪人にも同じように振る舞ってはならない[1]

脚注 編集

  1. ^ 中務哲郎 訳「子供と蠍」『イソップ寓話集』岩波文庫、1999年、157頁。ISBN 400321031X