バリッラ級潜水艦
写真は「ドメニコ・ミレリーレ」
艦級概観
艦種 大型潜水艦
艦名
前級
次級 エットーレ・フィエラモスカ
性能諸元
排水量 水上:1,427トン
水中:1,874トン
全長 86.5m
全幅 7.8m
吃水 4.7m(水上)
機関 水上:トシ式ディーゼル機関2基
水中:マレリ式電気モーター2基
2軸推進
最大出力 水上:4,900hp
水中:2,200hp
最大速力 水上:16.7ノット
水中:7.0ノット
航続距離 水上:10ノット/13,000海里
水中:3ノット/110海里
乗員 77名
兵装 OTO 1927年型 12cm(27口径)単装速射砲1基
1931年型 13.2mm(75.7口径)単装機銃4丁
53.3cm水中魚雷発射管単装6門(前部4門、後部2門)

バリッラ級潜水艦 (Sommergibili Classe Archimede) はイタリア海軍第一次世界大戦後に建造した初の大型潜水艦で、第二次世界大戦で用いられた。本級は航洋型潜水艦3クラスの第一グループで計4隻が建造された。船体構造は複殻式で司令塔と12cm砲の砲架を一体型としていた。航続距離が長く、世界中を航海できる能力があったが大戦時には老朽化して戦中に1隻が除籍された。

同型艦 編集

  • バリッラ(Balilla)
  • アントニオ・シエサ(Antonio Sciesa)
  • ドメニコ・ミレリーレ(Domenico Millelire)
  • エンリコ・トーチ(Enrico Toti)

関連項目 編集

参考図書 編集

  • 「世界の艦船増刊第20集 第2次大戦のイタリア軍艦」(海人社)

外部リンク 編集

  • Balilla Classバリッラ級の写真があるページ。(英語)

*はりつらきゆう