パプアヒクイドリCasuarius unappendiculatus)は、ヒクイドリ目ヒクイドリ科ヒクイドリ属に分類される鳥類特定動物

パプアヒクイドリ
パプアヒクイドリ
パプアヒクイドリ Casuarius unappendiculatus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ヒクイドリ目 Struthioniformes
: ヒクイドリ科 Casuariidae
: ヒクイドリ属 Casuarius
: パプアヒクイドリ
C. unappendiculatus
学名
Casuarius unappendiculatus
Blyth, 1860
和名
パプアヒクイドリ
英名
Northern cassowary
Single-wattled cassowary

分布 編集

インドネシアニューギニア島北部)、パプアニューギニア(ニューギニア島北部)

形態 編集

体高160cm。オスよりもメスの方が大型になる。全身は黒い羽毛で覆われる。頭部から頸部まで羽毛が無く、青や赤、黄色の皮膚が露出する。頭頂の突起はやや小型。喉には青い肉垂があり、頬にも肉垂がある個体もいる。

生態 編集

海岸から標高700mまでの熱帯雨林湿地林などに生息する。単独もしくはペアで生活する。

食性は植物食で、主に果実を食べる。採食は地表で行う。

繁殖形態は卵生。

人間との関係 編集

生息地では雛も含めて食用とされることもある。

開発による生息地の破壊、食用の乱獲などにより生息数は減少している。

関連項目 編集

参考文献 編集

  • 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社1986年、26、28、34頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社2000年、56-57、167-168頁。

外部リンク 編集