パラビット(英:Parabbit)は、1998年長野パラリンピックの公式マスコットである。

概要 編集

 
パラリンピックロゴ(1994 - 2004年)

パラビットは、赤と緑の耳を持ち、青い服を着た白いウサギである。この赤、緑、青の3色は1994年以降のパラリンピックロゴに由来する。ウィンタースポーツを象徴するスキー板ストックを身に着けている。

このマスコットは、この大会のパラリンピックエンブレムを連想させ、大会を国内外にアピールすることを目的に制作された[1]

大会組織委員会は、1万人の学生を対象にマスコットの名前募集を行い、3,408件の応募の中から「パラビット」が選ばれた[2]。パラビット(Parabbit)は、パラリンピックを示す"Para"と英語でウサギを意味する"rabbit"を掛け合わせた造語である。

レセプション 編集

長野パラリンピック競技大会のアンバサダーとして[3]、マスコットはぬいぐるみなどの形で販売された[4][5]。また、組織委員会が発行するピンバッジや[6]IBMなどパートナー企業のコミュニケーションにも使用された[7]

脚注 編集

  1. ^ Winter Paralympic Games Mascots (1976 – 2010)”. paralympicanorak.wordpress.com. 2017年11月18日閲覧。
  2. ^ Nagano 1998 Paralympic Winter Games – Parabbit”. paralympic.org. 2017年11月18日閲覧。
  3. ^ Steve Bailey (2007). John Wiley & Sons. ed. Athlete First. p. 201. ISBN 978-0-470-05824-4. https://books.google.fr/books?id=ejur99LKEugC&pg=PA201&q=parabbit 
  4. ^ Ingrid O'Neil, Auction 69” (PDF). ioneil.com. 2017年11月18日閲覧。
  5. ^ “USOC Archives & Archivist News” (PDF). The Olympian. (2017年8月). http://www.teamusa.org/-/media/Foundation/Images/USOPA/ONL_fall_Issue_2017.pdf?la=en&hash=B15A5CE11986EF7115B9E228271E66A26905BCA3 
  6. ^ Illustration d'un pin's représentant Parabbit émis par le Comité d'organisation
  7. ^ Illustration d'un pin's représentant Parabbit émis par IBM

関連項目 編集

外部リンク 編集