パリメトロ13号線 (パリメトロ13ごうせん、Ligne 13 du métro de Paris) は、フランスパリメトロ地下鉄)路線のひとつ。パリ交通公団(RATP)が運営する。パリの北、アニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅サン=ドニ=ユニヴェルシテ駅から伸びる分岐線が合流し、南のシャティヨン=モンルージュ駅に至る。

13号線
ヴァレンヌ駅 (2006年10月)
ヴァレンヌ駅 (2006年10月)
基本情報
路線網 パリメトロ
起点 アニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅
サン=ドニ=ユニヴェルシテ駅
終点 シャティヨン=モンルージュ駅
駅数 32
開業 1911年2月26日
運営者 パリ交通公団
路線諸元
路線距離 24.3 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線 (右側通行)
電化方式 直流750V 第三軌条方式
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概要 編集

パリメトロ13号線は、パリメトロ地下鉄)路線のひとつで、パリ北西のアニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅と北方のサン=ドニ=ユニヴェルシテ駅を起点に南に伸びる2つの分岐線が合流し、中心街を南に進み、市外に出て、シャティヨン=モンルージュ駅に至る。路線の長さは22.5キロメートルに達し、パリのメトロでは最も長い。

歴史 編集

パリ北南電気鉄道(北南線)によって、1911年2月26日サン・ラザール駅ポルト・ド・サントゥアン駅が開業。以降、延伸工事が繰り返され、1976年6月20日までにはシャンゼリゼ=クレマンソー駅バジリク・ド・サン=ドニ駅間とラ・フルシュ駅ポルト・ド・クリシー駅間の分岐線が開通した。

 
14号線(現13号線の一部)開通を知らせるポスター(1936年)

これとは別に1937年1月12日モンパルナス=ビヤンヴニュ駅ポルト・ド・ヴァンヴ駅間に14号線が開通し、7月にはアンヴァリッド駅まで延伸したものの長らくそのままとなっていた。その後、RERの建設に伴う利便性の向上を図るため、13号線と14号線の連結工事が始まり、1976年11月9日シャンゼリゼ=クレマンソー駅アンヴァリッド駅が開通。両者は一本のレールで結ばれ、14号線は13号線に統合された。2008年6月14日、現在の形となった。

沿線概況 編集

 
パリメトロ13号線路線図

パリメトロ13号線は、パリの北西方向と北方向から南に伸びる2つの分岐線が合流し、中心街を南に進み、市外に出て、シャティヨン=モンルージュ駅に至る。

北西方向からの分岐線の北端はアニエール=ジュヌヴィリエ=レ・クルティーユ駅で、パリ市外に位置している。路線は、ここから南東方向に進んで市内に入り、ラ・フルシュ駅で北方向からの分岐線と合流する。北方向からの分岐線の北端はサン=ドニ=ユニヴェルシテ駅で、市外に位置している。路線は、ここから南西方向に進んで市内に入り、ラ・フルシュ駅で北西方向からの分岐線と合流する。

合流後、ラ・フルシュ駅から南に進み、サン・ラザール駅シャンゼリゼ=クレマンソー駅アンヴァリッド駅モンパルナス=ビヤンヴニュ駅などパリの中央付近を縦断、ゲテ駅を過ぎる付近から南西に進んで市外に出て、終点のシャティヨン=モンルージュ駅に至る。

駅一覧 編集

路線は、パリのやや北西方向からの分岐線と、パリの北方向からの分岐線がラ・フルシュ駅で合流し、シャティヨン=モンルージュ駅に至る。

北西方向からの分岐線 編集

北方向からの分岐線 編集

分岐線の合流点からシャティヨン=モンルージュ駅まで 編集

 
デュロック駅 (2008年5月)


関連項目 編集

外部リンク 編集