パンパシフィックチャンピオンシップ

パンパシフィックチャンピオンシップ: Pan-Pacific Championship)は、2008年から2009年まで開催されていたサッカーの国際大会である。MLSアメリカ合衆国カナダ)、Jリーグ日本)、Kリーグ韓国)、中国スーパーリーグ中国)、Aリーグオーストラリアニュージーランド)などのクラブチームが参加し、毎年2月に開催されていた。

パンパシフィックチャンピオンシップ
開始年 2008年
終了年 2009年
地域 環太平洋地域
参加チーム数 4
最多優勝 日本 ガンバ大阪
大韓民国 水原三星ブルーウィングス
(1回)
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設立の経緯 編集

2006年12月の段階で、アメリカ、日本、オーストラリアのほか、メキシコ、韓国、中国の各リーグ優勝チームが参加する大会を、サッカーグラウンド20面のある、ハワイ・オアフ島のワイピオ・サッカー・フィールドで2007年7月に開催する計画があるとして、一部メディアに出るが、結局開催されなかった。

その後、2007年11月29日に、アメリカ合衆国ハワイ州ホノルルで行われた記者会見で、第1回大会が、2008年2月20日23日に、MLSからロサンゼルス・ギャラクシーヒューストン・ダイナモ(2007MLSカップ優勝)、Jリーグからガンバ大阪2007年ヤマザキナビスコカップ優勝チーム)、およびAリーグの代表1チーム(Aリーグ2007-08シーズン4位。理由は後述)の計4チームが参加して、トーナメント形式の4試合(3位決定戦含む)がアロハ・スタジアムで開催されることが発表された。

この大会立ち上げは、当時MLS国際部に在籍していた日本人スタッフ中村武彦が仕掛けた。

参加国 編集

当初計画では、6ヶ国(MLS、Aリーグは各2ヶ国のチームが参加するため参加チームの国籍は8ヶ国)のリーグからの参加を想定しており、特にスーパーリーガを制したメキシコパチューカに参加要請をしていたが、同チームが国内リーグとのスケジュールとの兼ね合いで辞退、代わりにスーパーリーガ準優勝のロサンゼルス・ギャラクシーが参加することとなった。

また、Aリーグについては、当初優勝チームの参加を要請していたが、FIFAワールドカップ・南アフリカ大会予選にオーストラリア代表が参加する都合でAリーグのスケジュールが変更され、同リーグのプレリミナリー・ファイナルおよびグランドファイナル(AFCチャンピオンズリーグ2008参加チームの順位決定試合)と日程が重なるため、その前に行われるマイナー・セミファイナル(プレーオフ3位4位決定戦)で敗退しリーグ4位となったシドニーFCが代わりに参加することとなった。

第2回大会では、前回参加したAリーグチームが、同大会開催期間中にシーズンファイナルを開催しているというスケジュールの都合もあり不参加、また各リーグから参加するチームは一つと言う原則より、MLSからの参加はホストチームとなるLAギャラクシーのみとなり、その他にKリーグ及び中国スーパーリーグのチャンピオンが参加することとなった。開催地も、前年度開催されたハワイ州アロハ・スタジアムから、LAギャラクシーの本拠地であるロサンゼルス郡カーソンにあるホーム・デポ・センターに変更された。

将来的には、メキシコのリーグへも参加チームを要請し、オーストラリアサッカー連盟は将来的に大会の開催を招致する意向も示していたが、2010年を以て大会は廃止された。

結果 編集

年度 優勝 結果 準優勝 会場
2008   ガンバ大阪 6 - 1   ヒューストン・ダイナモ   アロハ・スタジアムホノルル
2009   水原三星ブルーウィングス 1 - 1 aet
(PK 4 - 2)
  ロサンゼルス・ギャラクシー   ホーム・デポ・センターロサンゼルス

統計 編集

クラブ別成績 編集

クラブ名 優勝年度 準優勝年度
  ガンバ大阪 1 0 2008
  水原三星ブルーウィングス 1 0 2009
  ヒューストン・ダイナモ 0 1 2008
  ロサンゼルス・ギャラクシー 0 1 2009

クラブ所在国別成績 編集

国・地域名
  日本 1 0
  韓国 1 0
  アメリカ合衆国 0 2

外部リンク 編集