ビニールポット植木鉢のうち、軟質プラスチック製のものを言う。黒色のものがよく知られており、多量に栽培する場合に、軽くて扱いやすいため用いられる。ポリポットとも呼ばれる[1]

土を入れたビニールポット。広く普及しているのは黒色のものだが、写真の青色の他、様々な色のものがある

種苗育成ポット 編集

種苗育成ポットとして、ビニールポットが用いられることが多い。ポットまきの場合、ポットの底の穴に鉢底石を入れ、用土を入れる[2]。慣行的に、ビニールポットが用いられているイチゴ栽培においては、ポリポット育苗と比較して、紙ポット育苗を適用したほうが、イチゴ苗の花芽分化が早まる傾向が認められている。これは、紙ポットを用いた場合、培地の温度が相対的に低下するためであるとされる[3]

出典 編集

  1. ^ 『栽培法及び作業法』, 職業訓練教材研究会 (2005/2/10),ISBN 978-4786310218
  2. ^ 『トマト本 (エイムック 1511)』, エイ出版社, ISBN 978-4777909810
  3. ^ 『園芸学会雑誌第 75 巻別冊 1』, 東 卓弥 et al