ピアニッシモ(PIANISSIMO)は、たばこの銘柄の一つ。日本では日本たばこ産業から製造・販売されている。

概要 編集

もともとはR.J.レイノルズ社製造時代からセーラムブランドで販売されていた製品で、JTによるRJRの海外部門買収を機に2004年6月からピアニッシモブランドを独立させ、2005年5月1日よりJTの取り扱い銘柄(国内生産)となった。それ以降、ペティル、フランの追加や他のJTメンソール銘柄のピアニッシモへの統合が行われている。2017年3月にはベヴェル・ライトも新たにピアニッシモブランドに加わった[1]フィリップモリス社のバージニア・エス同様、女性向けのタバコである。 なお中国等海外で販売される場合は、メビウスブランドとして販売され、メビウスピアニッシモとなる。

製品一覧 編集

現行販売製品(日本たばこ産業製造・販売) 編集

製品名 発売年月日 価格 本数 タール ニコチン 販売地域 備考
ピアニッシモ・アリア・メンソール 2004年6月1日 570円 20本 1mg 0.1mg 全国 2006年3月よりD-spec、2012年1月中旬に「ピアニッシモ・ワン」から変更[2][3](くせの無いメンソール)
ピアニッシモ・ペティル・メンソール 2005年7月1日 570円 20本 1mg 0.1mg 全国 D-spec製品、2009年5月上旬まで「ピアニッシモ・ペシェ・メンソール・ワン」 (ピーチフレーバー
ピアニッシモ・フラン・メンソール 2008年10月1日 570円 20本 1mg 0.1mg 全国 D-spec製品(ラズベリーフレーバー)[4]
ピアニッシモ・プレシア・メンソール 2010年11月1日 570円 20本 1mg 0.1mg 全国 D-spec製品、2012年1月中旬に「ピアニッシモ・スーパースリム・メンソール・ワン」から変更(強めのメンソール)
ピアニッシモ・ディアス・メンソール 2012年7月30日 570円 20本 5mg 0.3mg 全国 D-spec製品(強いメンソール感としっかりとした吸い応え)タール・ニコチン値の変更がされている。[5]
ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・5 2003年8月1日 570円 20本 5mg 0.4mg 全国 D-spec製品 [6][7](強めのメンソール)
ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・ワン 2009年12月1日 570円 20本 1mg 0.1mg 全国 D-spec製品、[8](強めのメンソール)
ピアニッシモ・ルーシア・メンソール 2003年2月1日 570円 20本 5mg 0.3mg 全国 D-spec製品[7]シトラスフレーバー)
ピアニッシモ・べヴェル 2017年3月上旬 570円 20本 6mg 0.5mg 全国 べヴェルは1990年9月1日発売、2017年3月にピアニッシモブランドに加わった、LSS(Less Smoke Smell)機能を搭載

[9][1]

販売終了製品 (日本たばこ産業製造・販売) 編集

製品名 発売年月日 廃止年月 価格 本数 タール ニコチン 販売地域 備考
ピアニッシモ・ライト 2004年6月1日 2006年8月 320円 20本 6mg 0.5mg 全国 2006年3月よりD-spec[2]
ピアニッシモ・ウルトラライト 2004年6月1日 2011年5月 440円 20本 3mg 0.2mg 全国 2006年3月よりD-spec[2][3]
ピアニッシモ・ヴィヴ・メンソール 2011年11月1日 2014年5月 450円 20本 6mg 0.5mg 全国 D-spec製品[10] (ミント系の爽やかなメンソール→やや甘みのある強めのメンソール)
ピアニッシモ・アイシーン・スパイク 2014年1月14日 2018年12月 480円 20本 6mg 0.5mg 全国 D-spec製品、キングサイズ。アイシーン統合後初のアイシーンを冠した製品
ピアニッシモ・ヴィヴ・メンソールの事実上の後継

脚注 編集

  1. ^ a b ~柔らかくまろやかな味わいはそのまま~「ベヴェル・ライト」は「ピアニッシモ・ベヴェル・6」へ2017年3月上旬より全国でリニューアル発売 | JTウェブサイト”. 日本たばこ産業 (2017年1月25日). 2021年3月10日閲覧。
  2. ^ a b c 2005年5月以前はJTインターナショナル取扱い、エム・シー・タバコ・インターナショナルが販売
  3. ^ a b ブランド独立時にセーラム・ピアニッシモはピアニッシモ・ワン、セーラム・ピアニッシモ・ウルトラライトはピアニッシモ・ウルトラライトに変更された。
  4. ^ 2019年3月中旬までは10本入
  5. ^ 2019年3月中旬より「ピアニッシモ・プレシア・ディアス・メンソール」から名称変更された。
  6. ^ 2012年1月中旬に「ピアニッシモ・アイシーン・メンソール」から「ピアニッシモ・アイシーン・グラシア・メンソール」に変更、2019年8月上旬から「ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・5」に名称変更された
  7. ^ a b 2010年1月よりそれぞれ「アイシーン・スーパークーリング・メンソール」・「ルーシア・フレッシュ・メンソール」からブランド移行・名称変更された。(それに先立ち、アイシーンは2009年11月上旬頃にD-spec化されている)
  8. ^ 2012年1月中旬に「ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・ワン」から「ピアニッシモ・アイシーン・クリスタ・メンソール」に変更、2019年8月上旬から「ピアニッシモ・アイシーン・メンソール・ワン」に名称復帰した
  9. ^ ピアニッシモファミリー | 紙巻たばこ | JTウェブサイト”. 日本たばこ産業. 2021年3月10日閲覧。
  10. ^ ピアニッシモブランド初のフィルター付きキングサイズ(85mm/一般的な太さ)製品。フィルター内に“Breath sparkling shot”(ブレス・スパークリング・ショット)と呼ばれるカプセルを搭載しており、カプセルをつぶす前はミント系の爽やかなメンソール感を楽しめ、つぶした後はやや甘みのある強めのメンソール感とすっきりとした味わいが楽しめる。またつぶして吸うことで、つぶさずに吸った時に比べ、口の中に残るたばこの後味がすっきりとなり、口の中に残るたばこのにおいが気にならないという特徴がある。

関連項目 編集

外部リンク 編集