ピットウォーター・カウンシル

ピットウォーター・カウンシルPittwater Council)は、オーストラリアニューサウスウェールズ州の地方公共団体

Pittwater Council
ニューサウスウェールズ州
白く塗られているのがピットウォーター・カウンシル
Pittwater Councilの位置(ニューサウスウェールズ州内)
Pittwater Council
Pittwater Council
座標南緯33度41分 東経151度18分 / 南緯33.683度 東経151.300度 / -33.683; 151.300座標: 南緯33度41分 東経151度18分 / 南緯33.683度 東経151.300度 / -33.683; 151.300
人口58,818(2009)
 • 人口密度530/km2 (1,400/sq mi)
面積91 km2 (35.1 sq mi)
議会モナ・ヴェイル
地域シドニー都市圏
州選挙区Pittwater
代議院選出地区Mackellar
ウェブサイトPittwater Council

概要 編集

 
緑色がクー=リン=ガイ・チェイス国立公園

ピットウォーター・カウンシルの市役所が設けられているモナ・ヴェイルホーンズビーはシドニー中心業務地区(CBD)から北28キロメートルに位置している。市の東部は、タスマン海に面し、多くのビーチが点在する。ホークスベリー川の河口部・南岸に位置し、対岸のシティ・オブ・ゴスフォードブッカー・ベイとはフェリーで、パーム・ビーチから連絡しているが、陸路では接続していない。陸路で接続しているのは、南のワーリンガー・カウンシルのみである。

市の西部の大部分は、クー=リン=ガイ・チェイス国立公園として保護されている。クー=リン=ガイ・チェイス国立公園は、西に隣接するホーンズビー・シャーにまたがる。

歴史 編集

ヨーロッパ人が上陸する以前は、クーリンガイ人Kuringgai)と呼ばれるアボリジニが数千年にわたって居住していた地域である[1]。しかし、1788年に、ヨーロッパ人が上陸するやいなや、あっという間に、ヨーロッパ人がアボリジニの土地を占有した[1]。この地域では主に、建材や燃料といった森林伐採、のちには、シドニーの食料基地へと変貌した[1]。カウンシルのピットウォーターの名前は、イギリス本国の総理大臣小ピットにちなんで名づけられた湾である[2][3]

ピットウォーターは、長い間、陸の孤島であり続け、主な輸送手段は船に依存していた[1]。中心となる港は、ニューポートであった[1]マンリーからタスマン海に沿って、道路が少しずつ建設され、1880年代の始めに、ナラビーン湖に橋がかかった[1]。シドニーから、馬車で旅をしてきた旅人は、モナ・ヴェイルで一泊した後に、ピットウォーター・カウンシルの各地へと旅を続けた地域であった[1]

1932年のハーバーブリッジの開通によって、シドニーとの交通の便が格段によくなり、シドニーのベッドタウンとなっていった[1]

構成サバーブ 編集

ピットウォーター・カウンシルは、以下のサバーブで構成されている[4]。記事の理解のため、議会の3つの選挙区に基づいて、サバーブを分類している。なお、議会の選挙区とサバーブの境目は必ずしも一致しない。また、クー=リン=ガイ・チェイス国立公園は、どこのサバーブにも属さない(おおよそ北部選挙区、中部選挙区にまたがっている)

北部選挙区のサバーブ

グレート・マッケレル・ビーチとコースターズ・リトリートは、クー=リン=ガイ・チェイス国立公園の中にあるサバーブである。

中部選挙区のサバーブ

エルヴィーナ・ベイ、ロヴェット・ベイは、クー=リン=ガイ・チェイス国立公園に囲まれたサバーブ、スコットランド・アイランドは、ピットウォーターに浮かぶ小島である。

南部選挙区のサバーブ

議会 編集

ホーンズビー・シャーの議会は、9人によって構成される。任期は4年。選挙区は3つで、それぞれの選挙区から3人が選出される[5][6][7]。市長は、選挙後、最初の議会で9人の議員から選出される[8]。最新の議会選挙は、2012年9月8日に実施された[5][6][7]。無所属8議席、オーストラリア緑の党が1議席を獲得した。市長はJacqueline Townsend[8]。残り3議席は無所属が獲得した[5][6][7]

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h History & Heritage”. Pittwater Council. 2012年11月25日閲覧。
  2. ^ Pittwater (Ref: 46649)”. Geographical Names Board of New South Wales (1977年4月11日). 2012年9月22日閲覧。
  3. ^ The History of Pittwater Peninsula”. Australian Travel & Tourism Network Pty Limited. 2012年11月25日閲覧。
  4. ^ Pittwater Council Ward Areas”. Pittwater Council. 2012年11月25日閲覧。
  5. ^ a b c Pittwater Council - Central Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月14日). 2012年9月22日閲覧。
  6. ^ a b c Pittwater Council - North Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月14日). 2012年9月22日閲覧。
  7. ^ a b c Pittwater Council - South Ward”. Local Government Elections 2012. Electoral Commission of New South Wales (2012年9月14日). 2012年9月22日閲覧。
  8. ^ a b New Mayor and Deputy Elected”. Pittwater Council (2012年9月25日). 2012年11月25日閲覧。

外部リンク 編集