ピュージェット・サウンド (護衛空母)

アメリカ海軍の護衛空母。コメンスメント・ベイ級。

ピュージェット・サウンド (USS Puget Sound, CVE-113) は、アメリカ海軍護衛空母コメンスメント・ベイ級航空母艦の9番艦。艦名はワシントン州ピュージェット湾に因んで命名された。

基本情報
艦歴
起工 1944年5月12日
進水 1944年11月20日
就役 1945年6月18日
除籍 1960年6月1日
その後 1962年1月10日にスクラップとして売却
要目
排水量 11,373 トン
全長 557 ft 1 in (169.8 m)
最大幅 75 ft (22.9 m)
吃水 32 ft (9.8 m)
機関 ギアードタービン2軸推進
出力 16,000 shp
最大速力 19ノット
乗員 士官、兵員1,066名
兵装 5インチ砲2門、40mm機銃36基、20mm機銃20基
搭載機 33機
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艦歴 編集

ピュージェット・サウンドは1944年5月12日にワシントン州タコマトッド・パシフィック造船所で起工、1944年11月20日にバート・A・ティーツ夫人によって進水し、1945年6月18日にタコマでチャールズ・F・コー艦長の指揮下就役する。

ピュージェット・サウンド海軍造船所での艤装および公試完了後に、ピュージェット・サウンドは1945年7月6日にカリフォルニア州サンディエゴ沖での整調のため出航し、第6海兵航空団を乗艦させる。9月8日にサンディエゴを出航、ハワイ水域で短期の訓練の後、日本占領の支援任務に従事する。

ピュージェット・サウンドは1945年10月14日に東京湾に入港する。その艦載機部隊は示威飛行および松山名古屋に上陸する陸軍第10軍の対機雷哨戒を支援した。その後ピュージェット・サウンドはフィリピン香港マリアナ諸島で戦術訓練に参加し、グアムアプラ港で補充の航空機を搭載すると1946年1月6日に出航、真珠湾に航空機を降ろし本国に帰還する。1月23日にサンディエゴで第6海兵航空団は艦を離れ、ピュージェット・サウンドはマジック・カーペット作戦参加の準備を行う。

1946年2月から5月までピュージェット・サウンドは二度の「魔法の絨毯」任務を行い、サンディエゴと真珠湾、アラメダ沖縄を往復し1,200名の兵員と余剰の航空機を運搬した。

ピュージェット・サウンドは1946年5月24日に北に向けて出航し不活性化のためピュージェット・サウンド海軍造船所に6月1日に入渠する。10月18日に退役し、タコマで太平洋予備役艦隊入りする。1955年6月12日に CVHE-113(護衛ヘリ空母)に艦種変更され、その後 AKV-13(貨物航空機運搬艦)に再変更された。1960年6月1日に除籍され、1962年1月10日にカリフォルニア州ビバリーヒルズのニコライ・ジョフィ社にスクラップとして売却された。

関連項目 編集

外部リンク 編集