ピンクの革命
ピンクの革命（ピンクのかくめい, Pink_Revolution_in_India）または、ピンク革命（ピンクかくめい）はインドの肉類（特に鶏肉）の生産、普及の拡大を表す言葉[1]で「ピンク」は鶏肉の色から肉のことである[2]。
解説 編集
インドは国民の79.8％がヒンドゥー教徒であり、14.2％がイスラム教徒であるが[3]、これらの宗教には肉類に関する禁忌が存在する。牛肉を食すことはヒンドゥー教徒にとって禁忌で、豚肉を食すことはイスラム教徒にとって禁忌である。そのため、多くの人々が共通に口にすることができる肉が鶏肉である。1990年代以降のインドの経済発展に伴い肉の需要が増加しているため[4]、近年都市近郊の農村部では、ブロイラー養鶏業を営む農家 が増えている[5]。
脚注 編集
- ^ “インド人は牛肉をよく食べる。「牛肉輸出量」世界一の理由”. ダイヤモンド・オンライン (2017年2月27日). 2022年10月14日閲覧。
- ^ “NHK高校講座 | 地理 | 第30回 現代世界の地誌的考察 【現代世界の諸地域】編 世界のさまざまな地域を見てみよう ～南アジア～”. www.nhk.or.jp. 2022年10月14日閲覧。
- ^ “インド：宗教的少数派”. 法務省. 2022年10月14日閲覧。
- ^ a b “地理歴史（地理総合）102-86 (9)”. mext.go.jp. 2022年9月14日閲覧。
- ^ “地 理 世界のさまざまな地域を見てみよう”. NHK. 2022年10月14日閲覧。
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