ファカオフォ島(Fakaofo)は、トケラウの島。トケラウ3島のうち最も南にある。以前はバウディッチ島の名で知られた。ファカオフォは環礁であり、中心に約45km2ラグーンがあり、それを囲むサンゴ礁の小島からなる。陸地面積は2.6km2である[1]2006年国勢調査では483人がこの島に正式に居住している。住民のうち70%は会衆派教会へと属しており、22%はカトリック教会に属している[2]

トケラウの最南端に位置するファカオフォ環礁
ファカオフォ村の広場
ファカオフォの地図

島のうち最も人口が多いのは、環礁の西側にあるファレ島である。その西2kmにあるフェヌア・ファラ島に1960年に二つ目の入植地が作られた。そのほかに、ファカオフォにはほかにTeafua , Nukumatau , Nukulakia , Fenua Loa , Saumatafanga , Motu Akea , Matangi , Lalo ,Mulifenuaなどの小島がある。

ファカオフォ長老評議会は60歳以上の市民によって構成される。

ファカオフォはCharles Wikes司令に率いられた1838年から1842年アメリカ海軍の探検航海によって発見された。 バウディッチ島という名は、アメリカの数学者で航法に多大な貢献をしたナサニエル・バウディッチにちなんで名づけられた。島はイギリス領となり、やがてニュージーランドに移管された。

出典 編集

  1. ^ 「ミリオーネ全世界事典14巻 アメリカⅢ・オセアニア・南極」p316 学習研究社 昭和55年11月1日 初版
  2. ^ 2006 Census Tabular Report” (PDF). 2008年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年4月5日閲覧。