フィアスインパクトFierce Impact)は、日本で生産された、イギリス及びオーストラリアの元競走馬種牡馬である。

フィアスインパクト
欧字表記 Fierce Impact
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2014年3月6日
抹消日 2021年3月22日
ディープインパクト
ケイアイガーベラ
母の父 Smarty Jones
生国 日本の旗 日本北海道新冠町
生産者 隆栄牧場
馬主 Qatar Racing Ltd
→N Sheehan, D Yopp Et Al
→Seymour Bloodstock, Denns Racing Et Al
調教師 David Simcock(イギリスの旗 イギリス
→Matthew A Smith(オーストラリアの旗 オーストラリア
競走成績
生涯成績 29戦6勝
勝ち鞍
GI トゥーラックハンデキャップ 2019年
GI カンタラステークス 2019年
GI マカイビーディーヴァステークス 2020年
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2019年トゥーラックハンデキャップカンタラステークス、2020年マカイビーディーヴァステークスの勝ち馬である。

経歴 編集

デビューまで 編集

2014年3月6日、北海道新冠町の隆栄牧場にてケイアイガーベラの初子として誕生。

2014年のセレクトセール当歳セッションにおいてDavid Redvers氏に6600万円で落札された。その後、イギリスへ渡った。

2016年(2歳)〜2017年(3歳)イギリス在籍 編集

2016年10月10日ヤーマス競馬場の未勝利戦でジェイミー・スペンサーとのコンビでデビューし、初勝利を挙げる。しかし、その後は勝ち星を挙げることなく2018年5月にオーストラリアに移籍した。

2018年(4歳)〜2021年(7歳) オーストラリア在籍 編集

オーストラリア移籍初戦は3着であったが、2018年5月26日ロイヤルランドウィック競馬場のハンデ戦でオーストラリア移籍後初勝利を挙げる。その後は勝ち星には恵まれなかったが、12月26日のサマーカップ(G3)を勝利して、重賞初制覇を果たす。2着も2015年京都新聞杯を制したサトノラーゼンでディープインパクト産駒のワンツーとなった[1]。 2019年に入り勝ちきれないレースが続いていたが、10月12日のトゥーラックハンデキャップでは道中中団追走から直線で鋭く伸び、10番人気の低評価を覆してG1初制覇を果たした[2]。 11月2日のカンタラステークスでは後方からレースを進めると、最後の直線でフィフティースターズとの叩き合いを制してG1競走2勝目を挙げた[3]

その後も勝ちきれないレースが続くが、2020年9月12日マカイビーディーヴァステークスでG1競走3勝目を挙げた。 10月5日、トゥーラックハンデキャップ・カンタラステークスの勝利により、2019/2020シーズンのオーストラリア最優秀中距離馬を受賞した[4]

2020年10月24日のコックスプレート6着を最後に現役を引退。引退後はヴィクトリア州のレネヴァパークスタッドで種牡馬入りする[5][6]

競走成績 編集

血統表 編集

フィアスインパクト血統 (血統表の出典)
父系 サンデーサイレンス系

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere

ケイアイガーベラ
2006 栗毛
Smarty Jones
2001 栗毛
Elusive Quality Gone West
Touch of Greatness
I'll Get Along Smile
Dont Worry Bout Me
母の母
*アンナステルツ
Anna Sterz(米)
1996 鹿毛
Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Edge Damascus
Ponte Vecchio
母系(F-No.) 6号族(FN:6-e)
5代内の近親交配 Northern Dancer5×4=9.38%、

母のケイアイガーベラはダート重賞のプロキオンステークスカペラステークスの勝ち馬である。

全弟にNHKマイルカップを制したケイアイノーテックがいる。

脚注 編集

注釈 編集

出典 編集

外部リンク 編集