フォー・ユア・プレジャー

ロキシー・ミュージックのアルバム

フォー・ユア・プレジャー』 (For Your Pleasure) は、1973年にリリースされたロキシー・ミュージックのセカンド・アルバム。

フォー・ユア・プレジャー
ロキシー・ミュージックスタジオ・アルバム
リリース
録音 1973年2月
ジャンル アート・ロックグラムロック、アート・ポップ
時間
レーベル イギリスの旗アイランド(オリジナル盤)
EG(リイシュー盤)
アメリカ合衆国の旗ワーナー・ブラザース・レコード
アトコ
リプリーズ
プロデュース 1-5:クリス・トーマス
6-8:ジョン・アンソニー
& ロキシー・ミュージック
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 4位(イギリス
  • 193位(アメリカ
  • ロキシー・ミュージック アルバム 年表
    ロキシー・ミュージック
    1972年
    フォー・ユア・プレジャー
    (1973年)
    ストランデッド
    1973年
    テンプレートを表示

    「『ローリング・ストーン』誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500」において、351位にランクイン[2]

    解説 編集

    デビュー・アルバム『ロキシー・ミュージック』が完成した後、オリジナル・ベーシストのグラハム・シンプソンが病気を理由に離脱した[3]。本作の制作には、ブライアン・フェリーとシンプソンが大学生の時に結成したザ・ガス・ボード(The Gas Board)のメンバーだったジョン・ポーターが客演者として参加した[4]

    録音は1973年2月にロンドンのAIRスタジオで、クリス・トーマスをプロデュ―サーに迎えて行なわれた[5][注釈 1]

    ジャケットに写っている女性モデルは、アマンダ・レア。彼女はかつてサルバドール・ダリの愛人で、当時はフェリーの恋人だった[6][注釈 2]

    アメリカ以外ではアイランド・レコードから発売された[注釈 3]。日本では、当時アイランド・レコードを発売していたキングレコードから発売された。

    本作はブライアン・イーノが在籍していたロキシー・ミュージックの最後のアルバムになった。彼は1973年6月21日に、フェリーの意を受けたマネージメントから、もはやメンバーではないことを通告された[7]

    収録曲 編集

    全曲ブライアン・フェリー作。

    1. 「ドゥ・ザ・ストランド」 - "Do the Strand" 4:04
    2. 「ビューティー・クイーン」 - "Beauty Queen" 4:41
    3. 「ストリクトリー・コンフィデンシャル」 - "Strictly Confidential" 3:48
    4. 「エディションズ・オブ・ユー」 - "Editions of You" 3:51
    5. 「イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク」 - "In Every Dream Home A Heartache" 5:29
    6. 「ザ・ボーガス・マン」 - "The Bogus Man" 9:20
    7. 「グレイ・ラグーン」 - "Grey Lagoons" 4:13
    8. 「フォー・ユア・プレジャー」 - "For Your Pleasure" 6:51

    備考 編集

    • LPレコードA面最後の曲「イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク」は、

    パーソネル 編集

    ロキシー・ミュージック

    アディショナル・ミュージシャン

    • ジョン・ポーター - ベース

    スタッフ

    脚注 編集

    出典 編集

    1. ^ Erlewine, Stephen Thomas. “For Your Pleasure – Roxy Music”. AllMusic. 2012年3月5日閲覧。
    2. ^ The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。
    3. ^ Buckley (2004), pp. 75–76.
    4. ^ Buckley (2004), pp. 113–114.
    5. ^ Buckley (2004), pp. 113, 114, 116.
    6. ^ ISBN 978-0863690952
    7. ^ Buckley (2004), p. 131.

    注釈 編集

    1. ^ 彼等は最初プロデュースをジョン・ケイルに依頼して、ケイルが指定したAIRスタジオを見に行き、プロコル・ハルムのプロデュース作業をしていたトーマスに出会った。その後、ケイルの都合が悪くなったので、トーマスが代わりを務めた。
    2. ^ フェリーとの離別後、ディスコ・ミュージックの人気歌手になった。
    3. ^ 1979年頃以降はEGレコードが直接販売した。

    参考文献 編集

    • Buckley, David (2004). The Thrill of It All: The Story of Bryan Ferry & Roxy Music. Andre Deutsch. ISBN 0-233-05113-9 

    外部リンク 編集