フランスのチーズでは、フランスで生産されるチーズを扱う。

概要 編集

フランスでは21世紀初頭現在、350から400種のチーズを生産している。

シャルル・ド・ゴール将軍の「246種ものチーズを持つ国をどうやって治めるというのかね?」[1]という有名な言葉が、この種類の豊富さを表している。またフランスを表す慣用句として「300種のチーズの国」ともいわれている。(異なる数でも呼ばれる)また別の言い回しでは、1年365日間、毎日別のチーズを食べることもできるという[2][3]

レミー将軍として知られるジルベール・ルノーの回想録によると、彼のイギリス人の友人であるケリー・ハリソンが第2次世界大戦中のドイツによるフランス占拠中に述べた言葉として、彼は「200種ものチーズを作ることのできるフランスのような国は決して死なない」と語ったという[4]。この引用はイギリス首相ウィンストン・チャーチルの言葉としても用いられる[5][6]

約40種のチーズがアペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ(AOC)によって産地呼称を保証されている。

2001年より、フランスのチーズ協会L'association Fromages de terroirによって、フランスでは毎年3月29日はチーズの日として定められている[7]

チーズ一覧 編集

AOC指定を受けているチーズ 編集

脚注 編集

  1. ^ Ernest Mignon (pseudonyme de Constantin Melnik) および illust. Jacques Faizant (préf. Jean Cau), Les Mots du Général, Paris, Fayard,‎ , 159 p.
  2. ^ Pierre Androuët (dir.), Un fromage pour chaque jour, Paris, éd. de Vergennes, coll. « L'École de cuisine »,‎ , 80 p. (ISBN 2-7309-2010-1[à vérifier : ISBN invalide]).
  3. ^ André Wartelle, Idées reçues : Supplément au “Dictionnaire” de Gustave Flaubert, éd. Talmart,‎ , 199 p. (ISBN 2-903911-51-7), p. 86
  4. ^ Colonel Rémy, Mémoires d'un agent secret de la France libre, vol. 1 : Juin 1940 – Juin 1942, Paris, éd. Aux trois couleurs,‎ , 551 p., p. 47
  5. ^ Danielle Birck, « La Journée nationale du fromage », sur rfi.fr, 24 mars 2007. Consulté le 30 mars 2009.
  6. ^ Léon Gruart, Aliments d'aujourd'hui, Paris, Hachette,‎ , 127 p., p. 33
  7. ^ journeenationaledufromage.com, イベントのオフィシャルサイト