フランチェスコ・カラッティ

フランチェスコ・カラッティFrancesco Caratti、1615年から1620年の間に出生-1677年)は、イタリア建築家

ルガーノ湖近郊の村ビッゾーネ(現スイスBissone)に生まれ。1652年にプラハに赴き、そこで指折りの建築家となる。

彼の傑作とされているのが、チェルニン宮殿(Palais Czernin)で、30の巨大な密着したコリント式の円柱の列と、粗面仕上げの基底部が、前方に切られ、円柱の柱礎となり-中央のポーチの中に張り出している。この突出によって創り出される強烈な明暗の配合は、このファサードを、その当時のもっとも刺激的なものの一つにしている。

また、1656年起工のプラハのマグダラのマリア教会、1665年に完成するロウドニッツ(現チェコ、Raudnitz)の宮殿の東翼も建築した。

参考文献 編集

  • E. Hempel, Baroque Art and A'Thkccturf in CwraL Europe, Pehcan fktory of Art Harmondsworth, 1965.