フランツ・フィッシャー
フランツ・ヨーゼフ・エミール・フィッシャー（ドイツ語: Franz Joseph Emil Fischer, 1877年3月19日 - 1947年12月1日）は、ドイツの化学者。カイザー・ヴィルヘルム石炭研究所の創設者であり、初代所長である。フィッシャー・トロプシュ法を発見したことで有名[1]。
| フランツ・フィッシャー | |
|---|---|
 フランツ・フィッシャー（1911年） | |
| 生誕 |
1877年3月19日 ドイツ帝国 バーデン、フライブルク |
| 死没 |
1947年12月1日（70歳）.svg){kind=small} 連合国軍占領下のドイツ ミュンヘン |
| 国籍 | ドイツ |
| 研究機関 | カイザー・ヴィルヘルム石炭研究所 |
| 出身校 | ギーゼン大学 |
| 博士課程 指導教員 | Karl Elbs |
| 主な業績 | フィッシャー・トロプシュ法 |
| プロジェクト:人物伝 | |
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経歴 編集
1925年、ハンス・トロプシュとともにフィッシャー・トロプシュ法を発見した。これにより、150–300 °Cの温度で金属触媒を使用して一酸化炭素と水素から液体炭化水素を製造することができるようになった。
1930年、Hans SchraderとともにFischer assay（従来のシェールオイル採掘から予想されるオイルシェールからの油収量を決定するための標準化実験室検査）を開発した[2]。ヴィルヘルム・オストヴァルトとエミール・フィッシャーとも研究を行った[3]。1913年、ミュールハイムにあるカイザー・ヴィルヘルム石炭研究所の所長になった。
1933年にNSDAPに加わり、1943年に引退するまで在籍した。
受賞歴 編集
- ヴィルヘルム・エクスナー・メダル 1936年
- ホフマン賞 1937年
出典 編集
- ^ Pichler, Helmut (1967). “Franz Fischer 1877–1947”. Chemische Berichte 100 (6): CXXVII-CLVII. doi:10.1002/cber.19671000642.
- ^ Heistand, Robert N. (1976) (PDF). The Fischer Assay, standard method?. San Francisco: Symposium on oil shale, tar sands, and related materials — production and utilization of synfuels 2008年8月18日閲覧。.
- ^ Chemist biographies