フラームス自由民主オランダ語:Vlaamse Liberalen en Democraten、略称::VLD)は、ベルギー政党オランダ語系のフラマン語圏であるベルギー北部のフランデレン地域を基盤とする自由主義政党である。フラマン系自由党 と意訳されることも多い。

ベルギーの旗 ベルギー政党
フラームス自由民主
Vlaamse Liberalen en Democraten
党首 トム・オンゲナオランダ語版
成立年月日 1992年
本部所在地 ベルギーの旗 ベルギー ブリュッセル
代議院議席数
14 / 150   (9%)
(2014年5月25日)
元老院議席数
5 / 60   (8%)
2014年5月25日
政治的思想・立場 社会自由主義
国際組織 自由主義インターナショナル
欧州自由民主改革党
公式サイト www.vld.be
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党の歴史は1846年に結成された 自由党(オランダ語:Liberale Partij、フランス語:Parti libéral)までさかのぼるが、1961年自由と進歩のための党(Partij voor Vrijheid en Vooruitgang/Parti de la Liberté et du Progrés、略称:PVV-PLP)に改称し、さらに1972年に北部のフランデレン地域の党と南部のワロン地域の党が分離した。PVVは人工妊娠中絶安楽死不倫同性愛男女同権といった社会問題において非常にリベラルな政治姿勢を採った。

1992年、ヒー・フェルホフスタットの下で党は現在の名称に改名した。1999年、フェルホフスタットはベルギーの首相となり、以降9年間にわたって社会党環境政党フルンなどとの連立政権を維持した。このあいだに党の経済政策古典的自由主義から社会自由主義へと変容を遂げた。

2007年の総選挙英語版では、下院である代議院では150議席のうち18議席を獲得した。また上院である元老院では71議席(王族を含まない)のうち9議席を有し、イヴ・ルテルム連立政権に参加する与党となった。

2010年の総選挙英語版においては代議院で13議席を獲得した。しかし第1党となった新フラームス同盟が与党に加わらないとしたため、各党は連立政権をなかなか形成できず英語版、政局は混迷した。結局、ワロン系社会党から党首エリオ・ディルポ首相となるまで、535日を要した[1]。 ディルポ政権にはフラームス自由民主も参加した。

2014年の総選挙英語版においては代議院で14議席を獲得し、代議院における第5党となった。また、元老院では60議席のうち5議席を得て、シャルル・ミシェル連立政権の与党となった。

国内ではベルギー南部のワロン地域の自由主義政党である改革運動と密接な連携を保っている。またヨーロッパレベルでは欧州自由民主改革党に、世界レベルでは自由主義インターナショナルに加盟している。

歴代党首 編集

脚注 編集

  1. ^ Claire ROSEMBERG; Philippe SIUBERSKI (2013年7月22日). “ベルギー新国王を迎える政治的時限爆弾”. AFPBB News. https://www.afpbb.com/articles/-/2957221?pid=11065008 2013年7月22日閲覧。 

外部リンク 編集