フリーガン(freegan)とは、路上に捨てられている廃棄物を回収して再利用する人々のことである[1]

フリーガン

概要 編集

語源は「free」と完全菜食者をあらわす「vegan」であり、1960年代のヒッピー文化が源流とされる。大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会を批判する立場から、廃棄物の回収・再利用を生活の一部に取り入れるのがフリーガンである[1]。回収するものは食品に限らない。基本的には自宅も職業も持つ人々であり、廃棄物回収は生業あるいは唯一の生活手段ではない[1]

ニューヨーク市などにはフリーガンのコミュニティも存在している[1]。これらコミュニティには、コミュニティ内でのルールが存在しており、例えば「ゴミ袋を開けた場合、元の状態に戻しておくこと」などがある。

しかし、世間一般での印象はあまり良いものではなく、彼らが、店舗付近のゴミ捨て場や店舗裏などを物色するのを防止する為、店側が柵を設けたりすることもある。

脚注 編集

  1. ^ a b c d 経済危機下のニューヨークを歩く[3]「ごみ箱の中 新鮮な食品――飽食の跡 抗議の収集――ミッドタウン三番街」『朝日新聞』2009年3月3日付夕刊、第3版、第2面。

関連項目 編集

外部リンク 編集