座標: 北緯54度58分 東経48度17分 / 北緯54.967度 東経48.283度 / 54.967; 48.283

ブインスクロシア語: Буинскラテン文字表記の例: Buinsk)、あるいはブアタタール語: Буа, Bua, チュヴァシ語: Пӑва)は、ロシアタタールスタン共和国西部の町。人口は1万9968人(2021年)[1]

ブインスクの紋章

共和国の首都カザンからは南西へ137km。テチューシからは西へ45km。ヴォルガ川よりも西にあり、ヴォルガの右支流スヴィヤガ川の左支流カルラ川の左岸に建つ。隣のチュヴァシ共和国にも同名の都市型集落(町)が存在する。

歴史 編集

ブインスクが文献で最初に言及されるのは1700年のことである(1691年、あるいは1703年という説もある)。市となったのは1780年のことであった。ブインスクという名は、タタール語の「守り」という語に由来する。

文化・産業・交通 編集

ブインスクには、復元された至聖三者聖堂(トロイツカヤ聖堂)およびモスクがある。1994年には歴史博物館も開館した。

ブインスクは食品工業や醸造業(乳製品、砂糖、イースト、肉、タバコ)などが集積する。加えて繊維工業などの工場も建つ。

カザンに向かうロシア連邦道路M7が走るほか、カザンからスヴィヤジスク - ウリヤノフスク - シズラニ - サラトフ - ヴォルゴグラードへとヴォルガ川の右岸を走る鉄道が通っている。

脚注 編集

  1. ^ city population”. 2023年5月4日閲覧。

外部リンク 編集