ブラントリー B-2

ヘリコプター

ブラントリー B-2

ブラントリー B-2(Brantly B-2)は、アメリカ合衆国ブラントリー・ヘリコプター(後のブラントリー・インターナショナル)が製造したヘリコプター

開発 編集

ブラントリー B-1の失敗の後、ニュービー・ブラントリーは個人向けに設計を簡素にした機体を設計した。二重反転式ローターのB-1からメインローター1基とテイルローター1基に変更されたB-2は、1953年2月21日に初飛行、さらに設計を改善した試作2号機が1956年8月14日に飛行した。

1958年、アメリカ陸軍はB-2にYHO-3の型番を与え評価試験が行われたが、採用には至らなかった。

次いでキャビンを改良した生産型B-2A、総金属製の機体に3枚の翼を持つ金属製メインローター、エンジンを燃料噴射装置付きの180馬力エンジンに改め、降着装置を車輪・ソリ・フロートから選択できるB-2Bが開発された。エンジンはキャビン後方に垂直に設置されていた。

その後30年以上にわたって生産が継続された。派生型として5人乗りのブラントリー 305と無人機V750が開発されている。

型式 編集

B-2
初期型
YHO-3
アメリカ陸軍の付与した型番。不採用。
B-2A
キャビンを改良した生産型。
B-2B
エンジン、メインローター等を変更した改良型。
H-2
1976年から79年にかけて、ブラントリー=ハインズ(Brantly-Hynes)のブランド名で生産された型。
B-2J10
タンデムローター
V750
青島海利直昇機製造により開発されたUAV型。2011年5月7日に初飛行した[2][3]

運用者 編集

要目 編集

出典: ブラントリー[5]

諸元

性能

  • 最大速度: 161km/時 (100マイル/時) 87ノット
  • 巡航速度: 145km/時 (90マイル/時) 78ノット
  • 航続距離: 322km (200マイル) 174nm
  • 実用上昇限度: 1,800m (6,000フィート)
  • 上昇率: 427m/分 (1,400フィート/分)


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出典 編集

  1. ^ Flying Magazine: 108. (May 1962). 
  2. ^ First test flight for biggest China drone”. UPI通信 (2011年5月12日). 2012年12月10日閲覧。
  3. ^ 中国最大の無人ヘリ「V750」が試験飛行に初めて成功―中国紙”. Record China (2011年5月9日). 2012年12月10日閲覧。
  4. ^ Flight Training”. The PSA Oldtimers Page. 2012年12月10日閲覧。
  5. ^ Aircraft”. Brantly International. 2012年12月10日閲覧。

外部リンク 編集