ブランドン・カンプトン

アメリカの野球選手 (1988 - )

ブランドン・タイラー・カンプトンBrandon Tyler Cumpton, 1988年11月16日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州リッチモンド郡オーガスタ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。メキシカンリーグオアハカ・ウォーリアーズ所属。

ブランドン・カンプトン
Brandon Cumpton
オアハカ・ウォーリアーズ #43
AA級アルトゥーナ時代
(2017年7月18日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州リッチモンド郡オーガスタ
生年月日 (1988-11-16) 1988年11月16日(35歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト9巡目
初出場 2013年6月15日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入りとパイレーツ時代 編集

2010年MLBドラフト9巡目(全体267位)でピッツバーグ・パイレーツから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級ステート・カレッジ・スパイクスでプロデビューした。

マイナーでは先発投手として起用され、2011年はA級ウェストバージニア・パワーとA+級ブレイデントン・マローダーズで合計10勝、2012年はAA級アルトゥーナ・カーブで12勝、2013年はAAA級インディアナポリス・インディアンスで6勝を挙げた。

2013年6月15日のロサンゼルス・ドジャース戦で先発で登板してメジャーデビュー[1]。7月31日のセントルイス・カージナルス戦のダブルヘッダー第2試合では先発を務め、7回まで3安打無失点と好投してメジャー初勝利を挙げた。同年パイレーツでは6試合(うち先発5試合)に登板して2勝1敗、防御率2.05、22奪三振を記録した。

2015年3月にトミー・ジョン手術を受けた[2]。11月6日に40人枠から外れ、AAA級インディアナポリスに降格した[3]

2017年に3年ぶりにマイナーで公式戦登板を果たした。この年はA+級ブレイデントン、AA級アルトゥーナ、AAA級インディアナポリスでプレーし、3球団合計で24試合に登板して5勝4敗1セーブ、防御率3.86、33奪三振を記録した。オフの11月6日にFAとなった[4]

独立リーグ時代 編集

2018年1月10日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[5]が、3月20日に自由契約となった[6]

その後、4月18日に独立リーグアトランティックリーグサザンメリーランド・ブルークラブスと契約。11試合に先発登板して4勝3敗、防御率4.11、44奪三振を記録した。

ブルージェイズ時代 編集

2018年7月4日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだと報じられると[7]、翌5日に球団から正式発表され、傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ配属された[4]。7月31日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると、同日のオークランド・アスレチックス戦で4年ぶりにメジャーでの登板を果たした[8]。AAA級バッファロー降格後の8月13日にDFAとなり[9]、16日にマイナー契約となった(そのままAAA級バッファローに所属)。レギュラーシーズン終了後の10月5日にFAとなった[4]

ブルージェイズ退団後 編集

2019年4月25日に独立リーグ・アトランティックリーグのサザンメリーランド・ブルークラブスに再入団[4]。7月24日にメキシカンリーグプエブラ・パロッツに移籍したが、6試合に登板し0勝4敗、防御率15.53と結果を残せず、シーズン終了後に自由契約となった[4]

2020年1月16日にメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと契約したが、メキシカンリーグが2020年の開催を中止したため、試合に出場することはなかった。7月24日にアメリカン・アソシエーションウィニペグ・ゴールドアイズと契約した[10]。9試合に登板し、2勝3敗、防御率4.53の成績を残した。

2021年はメキシカンリーグのメキシコシティ・レッドデビルズと再契約した。6月17日にオアハカ・ウォーリアーズにトレード移籍した[4]。シーズン通算では17試合に登板し、0勝6敗1セーブ、防御率7.96の成績だった。

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2013 PIT 6 5 0 0 0 2 1 0 0 .667 124 30.2 26 1 5 0 1 22 1 0 8 7 2.05 1.01
2014 16 10 0 0 0 3 4 0 0 .429 309 70.0 82 2 18 2 6 46 2 0 41 38 4.89 1.43
2018 TOR 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 10 1.2 3 0 2 0 0 2 0 0 1 1 5.40 3.00
MLB:3年 23 15 0 0 0 5 5 0 0 .500 443 102.1 111 3 25 2 7 70 3 0 50 46 4.05 1.33
  • 2021年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 58(2013年 - 2014年)
  • 47(2018年)

脚注 編集

  1. ^ MLB.com Gameday | MLB.com: Gameday
  2. ^ http://www.post-gazette.com/sports/pirates/2015/03/10/Pirates-pitcher-Cumpton-has-Tommy-John-surgery/stories/201503100191
  3. ^ Adam Berry (2015年11月6日). “Pirates lose Lambo to A's on waiver claim. Pittsburgh also outrights Cumpton, Sadler to Triple-A Indianapolis” (英語). MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/156687900/andrew-lambo-claimed-by-oakland-athletics 2015年11月10日閲覧。 
  4. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2021年12月1日閲覧。
  5. ^ T.R. Sullivan (2018年1月10日). “Hamels to receive Rangers community award” (英語). MLB.com. https://www.mlb.com/news/cole-hamels-receives-rangers-community-award/c-264531514 2018年1月14日閲覧。 
  6. ^ Brandon Cumpton: Released by Texas” (英語). CBS Sports (2018年3月20日). 2018年7月6日閲覧。
  7. ^ “Brandon Cumptons Contract Purchased by Toronto Blue Jays” (英語). somdbluecrabs.com. (2018年7月4日). http://somdbluecrabs.com/news/index.html?article_id=160 2018年7月6日閲覧。 
  8. ^ Gregor Chisholm (2018年8月1日). “Gaviglio's road woes continue in loss to Oakland” (英語). MLB.com. 2018年8月5日閲覧。
  9. ^ Robert Falkoff (2018年8月14日). “Jansen logs 1st MLB hits in debut vs. Royals” (英語). MLB.com. 2018年8月14日閲覧。
  10. ^ Goldeyes add former MLB pitcher Brandon Cumpton”. Winnipeg Sun (2020年7月24日). 2021年12月1日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集