ブランドン・ラッシュBrandon Leray Rush, 1985年7月7日 - )はアメリカ合衆国ミズーリ州カンザスシティ出身のバスケットボール選手。ポジションはシューティングガード。198cm、95kg。兄が2人おり、長兄ジャロンは元UCLAのバスケット選手。次兄カリームロサンゼルス・レイカーズ等に所属していた。

ブランドン・ラッシュ
Brandon Rush
引退
ポジション SG
基本情報
愛称 B-Rush
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1985-07-07) 1985年7月7日(38歳)
出身地 ミズーリ州の旗 ミズーリ州カンザスシティ
身長(現役時) 198cm (6 ft 6 in)
体重(現役時) 95kg (209 lb)
ウィングスパン(現役時) 206cm  (6 ft 9 in)
キャリア情報
出身 カンザス大学
ドラフト 2008年 13位
選手経歴
2008-2011
2011-2013
2013-2014
2014-2016
2016-2017
インディアナ・ペイサーズ
ゴールデンステート・ウォリアーズ
ユタ・ジャズ
ゴールデンステート・ウォリアーズ
ミネソタ・ティンバーウルブズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

来歴 編集

学生時代 編集

ミズーリ州およびノースカロライナ州ダーラムの高校でプレーした。2005年には全米の高校生で13位、スモールフォワードとしては2位に評価され、Rivals.comからは5つ星に評価された[1]2005年のNBAドラフトにはエントリーせずに、大学に進学した(当時は高校卒業後すぐにNBA入りすることができた)。

大学は地元カンザス大学に進学した。1年次から全試合で先発出場し、チームトップの13.5得点、5.9リバウンド、3ポイントシュート成功率47.2%の成績をあげて、チームがビッグ12カンファレンスで優勝するのに貢献した。この年カンファレンスの最優秀新人に選ばれている。また、1年生ながらカンファレンスのファーストチームにも選ばれた。2007年4月26日に2007年のNBAドラフトアーリーエントリーする意思を表明したが、右膝の前十字靱帯を断裂したことから、5月にはこれを撤回した。同年6月1日、断裂した靭帯の修復手術が成功し、11月に復帰した[2]

3年生時、マリオ・チャルマーズらと共に2008年のNCAAトーナメント優勝に貢献した。準決勝のノースカロライナ大学戦では25得点、7リバウンドをあげて、その試合のMVPに選ばれた。2008年4月17日、4年生に進級せず、その年のNBAドラフトにアーリーエントリーすることを表明した[3]

NBA 編集

2008年のNBAドラフトにおいて全体13位でポートランド・トレイルブレイザーズに指名された。ドラフト直後、ジャレット・ジャックジョシュ・マクロバーツとともに、次兄カリームも在籍した事のあるインディアナ・ペイサーズジェリッド・ベイレスアイク・ディオグとの交換トレードで移籍した。

2011年12月19日、ルー・アマンドソンとのトレードでゴールデンステート・ウォリアーズに移籍した[4]11-12シーズン、自己ベストの平均9.8得点、FG成功率50.1%、3ポイントシュート成功率45.2%(NBA6位)、フリースロー成功率79.3%の成績をあげた[5]

2012年8月1日、2年800万ドルでウォリアーズとの契約を延長した[6]。シーズン2戦目となる11月2日のメンフィス・グリズリーズ戦で速攻からワンハンドダンクをしようとしたところ、ザック・ランドルフのファウルを空中で受けた蔡、着地に失敗し、チームメートの助けを借りてロッカールームに下がった[7]。左膝の前十字靱帯内側側副靱帯靱帯損傷し、12-13シーズン残り試合を全休することとなった[5]

2013年7月10日、3チームの間で行われたトレードでユタ・ジャズに移籍した。この年38試合に平均11.0分出場し、平均2.1得点、1.2リバウンドの成績であった[5]

2014年7月22日、ウォリアーズと2年契約を結び復帰した[8]。出場機会には恵まれなかったものの、チームはNBAチャンピオンに輝き、ラッシュはマリース・スペイツと共にNCAANBA両方でチャンピオンに輝いた選手となった。

2016年7月6日、ミネソタ・ティンバーウルブズと1年契約を結んだ[9]

2017年9月17日、ミルウォーキー・バックスと契約した[10]ものの、シーズン開幕直前に解雇された。

2018年2月21日、ポートランド・トレイルブレイザーズと10日間契約を結んだ[11]

人物 編集

スウィングマンである[5]

脚注 編集

  1. ^ Brandon Rush”. Rivals.com (2005年). 2015年6月7日閲覧。
  2. ^ Rush returns from ACL injury as Jayhawks smash D-II Ichabods”. ESPN (2007年11月16日). 2015年6月7日閲覧。
  3. ^ Rush and Arthur Declare”. scout.com (2008年4月18日). 2015年6月7日閲覧。
  4. ^ Warriors Acquire Guard Brandon Rush From Indiana”. nba.com (2011年12月19日). 2015年6月7日閲覧。
  5. ^ a b c d Warriors Sign Free Agent Brandon Rush to Contract”. nba.com (2014年7月22日). 2015年6月7日閲覧。
  6. ^ Warriors Re-Sign Restricted Free Agent Brandon Rush”. nba.com (2012年8月1日). 2015年6月7日閲覧。
  7. ^ Brandon Rush Sustains Serious Left Knee Injury”. INSIDE THE WARRIORS (2012年11月2日). 2015年6月7日閲覧。
  8. ^ Rush signs two-year deal with Warriors” (英語). NBA.com (2018年2月21日). 2018年2月22日閲覧。
  9. ^ Timberwolves to sign Brandon Rush to a one-year $3.5 mln deal
  10. ^ Milwaukee Bucks sign Brandon Rusg
  11. ^ TRAIL BLAZERS SIGN BRANDON RUSH” (英語). NBA.com (2018年2月21日). 2018年2月22日閲覧。

外部リンク 編集