ブーズ・アレン・ハミルトン

政府コンサルタント会社

ブーズ・アレン・ハミルトンBooz Allen Hamilton Inc.)は、1914年にエドウィン・ブーズにより設立されたアメリカ合衆国バージニア州マクリーンに本社を置く政府コンサルティング会社である。

ブーズ・アレン・ハミルトン
Booz Allen Hamilton Inc.
種類 パートナーシップ
略称 ブーズ・アレン
業種 コンサルティング
事業内容 経営戦略、IT系ビジネスコンサルティングサービス
代表者 最高経営責任者CEO) ラルフ・シュレーダー (日本法人代表取締役 澤田宏之)
売上高 約40億ドル(2006年期)
従業員数 約19,000人(2006年3月31日現在)
外部リンク Booz Allen Hamilton Inc. (米国), ブーズ・アレン・ハミルトン(日本)
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専門分野は主に経営戦略とIT・技術系の2つに分かれ、組織的にも経営戦略策定を専門に行う部門とIT技術を専門に駆使したビジネスコンサルティングを行う部門に分かれている。

2008年に、ブーズ・アレン・ハミルトンは米国政府に対するコンサルティングに特化し、それ以外の民間企業および米国以外の政府公共機関に対するコンサルティング業務を行う会社としてブーズ・アンド・カンパニー(Booz & Company)が発足した。

クライアントは自動車・産業機械、医療、エネルギー・化学、メディア、情報通信・ハイテク、金融サービス、防衛・国家安全保障など、多岐にわたっている。特に日本においてはカルロス・ゴーン社長による日産のターンアラウンドにプライマリーファームとして参画し、成果を挙げたことで有名になったことから再生支援を得意とする印象が強い。日産がプロジェクト支援の内容を公表することを許可した唯一の戦略系ファームとしても知られている。

歴史 編集

1914年エドウィン・G・ブーズシカゴで開設した経営コンサルタント事務所が前身。その後ジャームス・L・アレンカール・L・ハミルトンがパートナーとして参画し、第二次世界大戦中に米海軍関連の仕事を受注したことから公共部門のコンサルティングにも進出した。1943年に現社名に改称し、1953年から海外向けの事業を開始。1976年ニューヨークへ本社機能を移転し、2008年に米国政府に対するコンサルティングに特化し、それ以外の民間企業および米国以外の政府公共機関に対するコンサルティング業務を行う会社をブーズ・アンド・カンパニーとしてスピンオフして現在に至る。

日本に於いては1983年に日本法人を設立して東京オフィスを開設、2003年には日本法人がGCジャパン・インク(旧ジェミニ・コンサルティング・ジャパン)と経営統合した。

2007年現在、北米、欧州、アジア、オセアニア、中東、南米など、6大陸に90以上の支社を持つ。総従業員数は約19,000人。

日本法人の主な出身者 編集

主な出身者 編集

主な出版物 編集

  • 定期刊行物 『strategy+business』 (季刊)
  • 『機関投資家対応 IR・株主総会マニュアル~株主判明調査からM&A、アクティビストへの対応まで解説』(香田温子、斎藤誠、松田千恵子著、中央経済社)
  • 『ケーススタディ 会社に潜むビジネスリスク100~危機の時代に強い組織・経営のあり方を再考』(澤田宏之、吉川達夫、飯村北、勝又幹英著、成文堂)
  • 『Results: Keep What's Good, Fix What's Wrong, and Unlock Great Performance』(Gary L. Neilson & Bruce A. Pasternack著、Crown Business)
  • 『最強企業が最強であり続けるための組織デザイン』(ゲイリー・L・ネイルソン/ブルース・A・パスターナック著、日本経済新聞社)
  • 『金融マーケティング戦略』(岸本義之著、ダイヤモンド社)
  • 『顧客ロイヤルティの時代』(岸本義之、嶋口充輝、他(共著)、同文舘出版)
  • 『ベストプラクティス~日産 最強の店舗づくり「100日の戦い」』(峰如之介/ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン協力、中央経済社)
  • 『IT不良資産―12のチェックポイントで見るシステム投資の実態とその解決法』(森秀明、ダイヤモンド社)
  • 『Automotive B2C E-commerce』(Booz Allen Hamilton(著)、Automotive World Publications(版))

所在地 編集

北アメリカ 編集

ラテンアメリカ 編集

アジア・オセアニア 編集

中東 編集

ヨーロッパ 編集

(英語版より翻訳・引用)

外部リンク 編集