プライベート・アイ・ドル
『プライベート・アイ・ドル』 (Private eye dol) は、1995年8月11日にPCエンジンSUPER CD-ROM2用ソフトとして発売された推理アドベンチャーゲーム。全3話構成。
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
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対応機種 | PCエンジンSUPER CD-ROM2 |
開発元 | ヒューネックス |
発売元 | NECホームエレクトロニクス |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM:1枚 |
発売日 | 1995年8月11日 |
その他 | アーケードカード対応 |
コンピュータRPGのような2Dのトップビュー形式のマップ内を、SD化されたヒロインのメイを操作しながら歩き回り、各所で会う人物達と会話を重ねることでシナリオが進行する。推理を要する部分もあるので、選択肢を総当たりすれば必ずハッピーエンドに辿り付ける、という作りではない。
ストーリー 編集
近未来を舞台に、人気上昇中のアイドル兼探偵の美少女メイ・スターが、パートナーである立体映像の人工知性体ナビと共に、様々な事件を解決していく。
スタッフ 編集
主題歌 編集
登場人物 編集
備考 編集
- PCエンジン版の発売に先行する形で、アニメ雑誌の『アニメージュ』1995年3月号から5月号まで小説版が連載されていた。PCエンジン版の第1話シナリオは、この小説版を元にしたもの。
- PCエンジン版の開発とほぼ平行する形で、設定をそのまま活かしたアニメ版『FX連続アニメ プライベート・アイ・ドル』が制作され、PC-FXの『アニメフリークFX』Vol.1からVol.3まで全3話が連載されていた。アニメーション制作はスタジオコメット、監督と演出は福田己津央。このアニメ版は後に、スクリーンセーバーと壁紙を追加した『Private eye dol in Windows95』として、Windows 95へも移植されている。
- 劇中に登場する架空の会社「MEC」とメイが所持しているとされている同社のゲーム機「PPエンジン」は、それぞれ日本電気の略称であるNECとPCエンジンのもじり[1]。
- 本ソフトはアーケードカード、メモリーベース128及びセーブくんに対応しておりメモリーベース128やセーブくんを使うとセーブ領域が大幅に増える。また本ソフトには『エメラルドドラゴン』や『ぽっぷるメイル』と同様のデータ管理ユーティリティが内蔵されている。アーケードカードを使うとロードが軽減されるが、アニメーションとセリフが若干ずれる欠点がある。
- 旧CD-ROM2で、本体のBIOSのバージョンが3.0未満の時にこのソフトを起動した時の警告画面はユニークなものになっている。メイがシステムカードVer2.0を使って起動したところを新聞に「メイ!! SYSTEM CARDを間違える!!」の見出しでスクープされ、それを見たナビがメイを叱り、さらに素子にもそそのかされるという内容。この画面はSCDシステム一体型であるDuoシリーズ(Duo・Duo-R・Duo-RX)やSUPER CD-ROM2、レーザーアクティブPCエンジン用パック(LD-ROM2)でもBIOSのバージョンが2.1以下のシステムカードをHuCARDスロットに入れた際にも見ることができる。
- このソフトのCD-ROMをプレイヤー(本体のCD-DA再生機能含む)で再生すると警告メッセージが流れるが、その後半で早口言葉ショーを聞ける。この際メイは「農林水産省主催新人歌手新春シャンソンショー」とかなりのハイレベルな早口言葉を披露している。また、PC-FX『アニメフリークFX』Vol.1の警告メッセージにも本ソフトからメイ、ナビ、かんななどが声で登場している。なお、Vol.2以降はPC-FXイメージキャラクターのロルフィー(声 - 大野まりな)が担当。
脚注 編集
- ^ 実際にPCエンジンを製造販売しているのはかつて存在したNECの系列会社の日本電気ホームエレクトロニクス(略称NEC-HE)である。
関連項目 編集
- ファーストKiss☆物語 - PC-FX版に収録されたミニゲーム「ヒューネックスファイターズ'98」にメイが参戦。なお、開発の時点で小野寺麻理子が引退済みだったため、メイの声は古山あゆみが担当している。