プラット・アンド・ホイットニー R-985 ワスプ・ジュニア星型空冷エンジンで1930年代のアメリカ合衆国の航空機に幅広く搭載された。原型となったプラット・アンド・ホイットニー R-1340を縮小した派生型でワスプ系列の2番目である。9気筒の単列空冷星型エンジンである。排気量は985立方インチ(16.1 ℓ);シリンダ径と行程はそれぞれ 5316 in (132 mm)である。

Pratt & Whitney R-985 AN-1

多くの軽量航空機に搭載され優れた評価を得て信頼された。多くのバリエーションでは出力450 hpだった。

仕様 (R-985-TB) 編集

[1]

  • 形式:9気筒単列過給星型空冷式
  • シリンダ径:5.2 in (132 mm)
  • 行程:5.2 in (132 mm)
  • 排気量:985 in³ (16.14 l)
  • 全長:41.61 in (1,057 mm)
  • 直径:45.75 in (1,162 mm)
  • 重量:611 lb (277 kg)
  • 弁装置:オーバーヘッドバルブ
  • 過給器:単一速度ゼネラルエレクトリック遠心式過給器8:1 減速?
  • 燃料システム:2バレル Stromberg 気化器
  • 燃料=80 オクタン価 ガソリン
  • 冷却系:空冷
  • 出力:440 hp (328 kW) 2,300 rpm 離陸時
  • 出力毎の排気量:0.45 hp/in³ (20.32 kW/l)
  • 圧縮比: 6.0:1

関連記事 編集

搭載機 編集

  アメリカ合衆国
  カナダ
  イギリス
  オーストラリア

脚注 編集

  1. ^ Tsygulev (1939). Aviacionnye motory voennykh vozdushnykh sil inostrannykh gosudarstv (ロシア語: Авиационные моторы военных воздушных сил иностранных государств). Moscow: Gosudarstvennoe voennoe izdatelstvo Narkomata Oborony Soyuza SSR. オリジナルの2009年3月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090324160448/http://base13.glasnet.ru/text/aviamotory/t.htm 

外部リンク 編集