プレストン・クレイボーン

プレストン・マイケル・クレイボーンPreston Michael Claiborne, 1988年1月21日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

プレストン・クレイボーン
Preston Claiborne
ヤンキース時代(2013年5月22日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ダラス
生年月日 (1988-01-21) 1988年1月21日(36歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト17巡目(全体535位)でニューヨーク・ヤンキースから指名
初出場 2013年5月5日 オークランド・アスレチックス
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴 編集

プロ入り前 編集

2006年MLBドラフト23巡目(全体680位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが、契約せずにテュレーン大学に進学した。2007年から2010年の在学期間で84試合にリリーフとして登板した。また、大学時代はプロ入り後も共にプレーするロブ・セゲディンとチームメートだった。

プロ入りとヤンキース時代 編集

2010年MLBドラフト17巡目(全体535位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプロデビュー。19試合に登板して1勝2敗2セーブ・防御率2.28・30奪三振の成績を残した。8月にA+級タンパ・ヤンキースへ昇格。5試合に登板して0勝1敗・防御率3.68・6奪三振の成績を残した。

2011年はA+級タンパでプレーし、38試合に登板して3勝7敗5セーブ・防御率3.11・75奪三振の成績を残した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、フェニックス・デザートドッグス英語版に所属した。

2012年はAA級トレントン・サンダーでプレーし、30試合に登板して2勝2敗5セーブ・防御率2.22・49奪三振の成績を残した。6月にAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・ヤンキースへ昇格。20試合に登板して4勝0敗1セーブ・防御率4.05・29奪三振の成績を残した。

2013年は開幕をAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダース[1]で迎えたが、5月3日にヤンキースとメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]5月5日オークランド・アスレチックス戦でメジャーデビュー。同点の6回表から登板し、2回を無安打無失点に抑えた。この年は44試合に登板して0勝2敗・防御率4.11・42奪三振の成績を残した。

2014年3月26日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ異動し、そのまま開幕を迎えた。4月20日にメジャーへ昇格。同日のタンパベイ・レイズ戦では、同点の延長11回裏から登板。2回を1安打無失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた[3]4月24日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ降格した[4]が、4月27日ブルース・ビリングスが故障者リスト入りしたため、再昇格した。6月4日に再びAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ降格。登録枠が拡大された9月2日に再昇格した[5]。この年は18試合に登板して3勝0敗・防御率3.00・16奪三振の成績を残した。オフの12月19日戦力外となった[6]

マーリンズ傘下時代 編集

2014年12月23日ウェイバー公示を経てマイアミ・マーリンズへ移籍した[7]

2015年は40人枠には入ったものの、マイナー・オプションでAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズに配属された。肩のけがで故障者リストに入ったままマイナーでの登板もなくシーズンを終え、10月12日に40人枠から外れた[8]

2016年3月17日に自由契約となった[9]

ジャイアンツ傘下時代 編集

2016年6月9日サンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。傘下のAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズでプレーし、34試合に登板して2勝1敗3セーブ・防御率2.38・49奪三振の成績を残した。オフの11月7日FAとなった[9]

レンジャーズ時代 編集

2017年2月24日テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ[10]。シーズンでは開幕から傘下のAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、6月22日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]6月26日クリーブランド・インディアンス戦に7回から登板したが2回を投げ3失点した[12]6月29日アンドリュー・キャッシュナーの故障者リストからの復帰に伴ってマイナー・オプションでAAA級ラウンドロックに降格し[13]7月2日に戦力外、4日に40人枠外となった。レギュラーシーズン終了後の10月10日にFAとなった[9]

インディアンス傘下時代 編集

2018年1月26日にインディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[14]。12月2日にFAとなった[9]

現役引退後 編集

2020年より、ニューヨーク・ヤンキース傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキース・ウエストの投手コーチに就任した[15]

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集





















































W
H
I
P
2013 NYY 44 0 0 0 0 0 2 0 4 .000 214 50.1 51 7 14 4 2 42 2 0 23 23 4.11 1.29
2014 18 0 0 0 0 3 0 0 0 1.000 96 21.0 24 1 10 3 0 16 0 0 9 7 3.00 1.62
2017 TEX 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 10 2.0 5 0 0 0 0 2 0 0 3 3 13.50 2.50
MLB:3年 63 0 0 0 0 3 2 0 4 .600 320 73.1 80 8 24 7 2 60 2 0 35 33 4.05 1.42
  • 2018年度シーズン終了時

背番号 編集

  • 38(2013年 - 2014年途中)
  • 48(2014年途中 - 同年終了)
  • 57(2017年)

脚注 編集

  1. ^ 2013年より球団名変更
  2. ^ Bryan Hoch (2013年5月3日). “Yanks bring up Claiborne to bolster 'pen”. MLB.com. 2014年4月21日閲覧。
  3. ^ GAMEDAY / Yankees 5, Rays 1”. MLB.com (2014年4月20日). 2014年4月21日閲覧。
  4. ^ Bryan Hoch (2014年4月24日). “Billings, Greene called up to provide bullpen depth”. MLB.com. 2014年4月25日閲覧。
  5. ^ Jamal Collier (2014年9月3日). “Yankees make flurry of moves, recall four”. MLB.com. 2014年12月13日閲覧。
  6. ^ "Yankees acquire RHP Gonzalez Germen from New York Mets" (Press release) (英語). MLB.com (New York Yankees). 19 December 2014. 2014年12月20日閲覧
  7. ^ Marlins claim reliever Claiborne off waivers from Yankees” (英語). MLB.com (2014年12月23日). 2015年1月12日閲覧。
  8. ^ “Miami Marlins - TeamReport” (英語). The Sports Xchange. globalpost. (2015年10月17日). http://www.globalpost.com/article/6670420/2015/10/17/miami-marlins-teamreport 2015年10月20日閲覧。 
  9. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2018年1月28日閲覧。
  10. ^ Rangers add Carrollton Newman Smith product Preston Claiborne”. Sportsday.Dallasnews.com (2017年2月24日). 2017年2月27日閲覧。
  11. ^ Sam Butler (2017年6月22日). “Jeffress moved to DL; Claiborne called up” (英語). MLB.com. 2017年6月23日閲覧。
  12. ^ Preston Claiborne 2017 Pitching Gamelogs” (英語). Baseball-Reference.com. 2017年7月3日閲覧。
  13. ^ "Andrew Cashner Activated; Preston Clairborne Optioned to Triple-A Round Rock" (Press release) (英語). MLB.com (Texas Rangers). 29 June 2017. 2017年7月3日閲覧
  14. ^ Jordan Bastian (2018年1月26日). “Tribe invites righty Claiborne to Majors camp” (英語). MLB.com. 2018年1月28日閲覧。
  15. ^ NEWSMixture Of Old And New Coaches To Lead Yankees Lower Minors”. Pinstriped Prospects (2020年2月11日). 2021年5月5日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集