プロスト・AP02 (Prost AP02) は、プロスト・グランプリ1999年のF1世界選手権参戦用に開発し投入したフォーミュラ1カーリジェから数えて6シーズン目となるオリビエ・パニスと、2シーズン目のヤルノ・トゥルーリがドライブした。

プロスト・AP02
カテゴリー F1
コンストラクター プロスト
デザイナー ロイック・ビゴワ,
アラン・ジェンキンス,
ジョン・バーナード
先代 プロスト・AP01
後継 プロスト・AP03
主要諸元
シャシー カーボンファイバー コンポジット
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
エンジン プジョー A18, 72度 V10, NA,
トランスミッション プロスト 6速 縦置き セミAT
燃料 トタル
タイヤ ブリヂストン
主要成績
チーム ゴロワーズ プロスト・プジョー
ドライバー 18. オリビエ・パニス
19. ヤルノ・トゥルーリ
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1999年オーストラリアグランプリ
出走優勝ポールFラップ
16000
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概要 編集

劇的な不振であった1998年シーズンの後、1999年シーズンはジョン・バーナードアラン・ジェンキンスをコンサルタントに招聘し、人事面での強化を図る。

マシンは前作AP01で失敗したショートホイールベースを修正し、ハイノーズはマクラーレン風の低いシェイプになった。サイドポンツーン前端部分が斜めに湾曲し、そこに2枚のフィンが取り付けられたのが特徴である。

期待に応えるようなパフォーマンスは見られなかったが、雨で大混乱となった第14戦ニュルブルクリンクでトゥルーリが2位となり、自身とプロスト・プジョーにとって初表彰台を獲得した。チームは9ポイントを得て、コンストラクターズランキング7位でシーズンを終えた。

シーズン後にはトゥルーリが引退したデイモン・ヒルの後釜としてジョーダンへ移籍した。パニスはマクラーレンとサードドライバーとして契約し、2000年のドライバーラインナップは一新されることとなった。

F1における全成績 編集

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
1999年 プロスト プジョー V10 B AUS
 
BRA
 
SMR
 
MON
 
ESP
 
CAN
 
FRA
 
GBR
 
AUT
 
GER
 
HUN
 
BEL
 
ITA
 
EUR
 
MAL
 
JPN
 
9 7位
オリビエ・パニス Ret 6 Ret Ret Ret 9 8 13 10 6 10 13 11 9 Ret Ret
ヤルノ・トゥルーリ Ret Ret Ret 7 6 Ret 7 9 7 Ret 8 12 Ret 2 Ret Ret

参照 編集

外部リンク 編集