ポリバーン(Polybahn)又はUBS ポリバーン(UBS Polybahn)は、スイスチューリッヒ市の中心部を走るケーブルカーである。以前の名称は、SBG ポリバーン(SBG Polybahn)やチューリッヒベルク鉄道(Zürichbergbahn)である。鉄道は銀行グループUBS AGが所有しており、チューリッヒ市交通局が代理して運営している[1][2][3][4]

ポリバーン
シンボルマーク
基本情報
スイスの旗 スイス
開業 1889年
所有者 UBS AG
運営者 チューリッヒ市交通局
路線諸元
路線距離 176 m
軌間 955 mm
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ポリバーンの麓の駅のエントランス
車両は、麓の駅を出発した後、Seilergrabenを横切る
陸橋を通過するループ
上駅に到着する前の車両
上駅のエントランス

鉄道はチューリッヒ・セントラル=ホクスチューレンから出発し、チューリッヒ工科大学のテラスまで乗客を運ぶ。これは以前、Eidgenössisches Polytechnikumと呼ばれており、鉄道はこの名前に因んでいる。

ポリバーンは、チューリッヒ市の2つのケーブルカーの1つである。もう1つは、市北部のリギブリック・ケーブルカーである。さらに、ドルダーバーンも、1970年代にラック式鉄道に転換するまで、ケーブルカーだった。

歴史 編集

1886年に鉄道が承認され、鉄道は1889年に、チューリッヒベルク鉄道によって開通した。ケーブルカーは、水運転が実施された。鉄道は1897年に電化された[5]

1950年には、チューリッヒベルク鉄道が赤字となり、結局1970年代には、引き続き承認を得ないことを決定した。1972年には、事業団が鉄道を支援するために設立された。その後、1976年には、ドイツ語でSchweizerische BankgesellschaftやSBGとして知られるスイス連合銀行がSBG ポリバーンとブランド化し、ポリバーンを救った。線路と車両は20年前に改装された[5]

1996年には、完全に再建された。機械が交換され、3本のレールは完全に自動化された2本のレールと取り替えられた。1996年10月21日に、鉄道は営業を再開し、銀行グループUBSで1998年に再度ブランド化された。現在は、UBS ポリバーンとして広告される。1998年には、乗客が200万人を超え、新記録を達成した[5]

営業 編集

下記は、路線のデータである[3][4][1]

車両数 2
駅数 2
配置 単線 (交換設備あり)
状態 電化
動力 三相交流電動機
全長 176 m
高低差 41 m
勾配 23%
軌間 955 mm
定員 車両当たり50人
最高速度 2.5 m/s
定員 1200人/1時間
所要時間 100秒
運行間隔 2分30秒

料金は、チューリッヒ市のゾーン10を走る鉄道と同様[6]

出典 編集

  1. ^ a b UBS Polybahn” (German). VBZ. 2011年8月9日閲覧。
  2. ^ Zürich - Polybahn”. Lift-World.info. 2011年8月9日閲覧。
  3. ^ a b Polybahn”. Funiculars.net. Pantograph.se. 2011年8月9日閲覧。
  4. ^ a b Eisenbahnatlas Schweiz. Verlag Schweers + Wall GmbH. (2012). p. 65. ISBN 978-3-89494-130-7 
  5. ^ a b c Geschichte der UBS Polybahn” [History of the UBS Polybahn] (German). VBZ. 2011年8月9日閲覧。
  6. ^ Frequently asked questions”. Zürcher Verkehrsverbund. 2011年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月26日閲覧。

外部リンク 編集


座標: 北緯47度22分35秒 東経8度32分38秒 / 北緯47.37639度 東経8.54389度 / 47.37639; 8.54389