ポールスター・4
| ポールスター・4 | |
|---|---|
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| 概要 | |
| 製造国 |
 中国 韓国(2025年-) |
| 販売期間 | 2023年- |
| デザイン | マクシミリアン・ミッソーニ |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ | 5ドアCUVクーペ |
| 駆動方式 | RWD/4WD |
| プラットフォーム | SEAプラットフォーム |
| パワートレイン | |
| モーター | 永久磁石同期電動機(最大2基) |
| サスペンション | |
| 前 | 4リンク式 |
| 後 | インテグラルリンク式 |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,999 mm |
| 全長 | 4,840 mm |
| 全幅 | 2,139 mm |
| 全高 | 1,534 mm |
概要 編集
発表から量産まで 編集
同年11月、吉利汽車の杭州湾工場にて量産が開始。この工場はI-REC認証された水力発電と太陽光発電により電力が供給される。これにより車両完成までのCO2排出量は19.4～21.4tと、ポールスター全ラインナップ中最小のCO2排出量を達成した。 [2]
中国向けには2023年第4四半期から納車が開始され、ヨーロッパとオーストラリアでは2024年1月に受注を開始した。[3][4]
2025年後半から、ルノーコリアの釜山工場で受託生産が開始される予定。[5]
設計 編集
4はDセグメント相当のCUVクーペで、吉利汽車の開発したSEAプラットフォームを採用する。[1]
最大の特徴はリアウインドウレスのデザインで、2020年にポールスターが発表したコンセプトカー「プリセプト」のデザインを取り入れた。リアウインドウを廃止して全体的に後ろ寄りのデザインとしたことで、乗員を包み込むような後部空間を生み出し、乗員に新しい乗車体験をもたらすという。エクステリアは空力的に最適化され、Cd値は0.26に低減された。[6] [7]
リアウインドウを廃止した代わりに、屋根にバックカメラが設置され、バックミラーに置き換えられた高解像度スクリーンにカメラの映像が表示される。[7]
ヘッドライトのデザインが、2までのトールハンマータイプから、「デュアルブレードヘッドライト」と呼ばれる上下に2分割された新しいデザインに変更された。これもプリセプトのデザインを取り入れたものである。[6]
上級グレードには、ZF製のセミアクティブダンパーを備えたサスペンションと、ブレンボ製の4ピストン キャリパーディスクブレーキが搭載される。タイヤはピレリのP Zeroまたはミシュランのパイロットスポーツ（オプション）。[8][9]
インテリアデザインはスポーツウェアからインスピレーションを受けた。内装材にはスウェーデン繊維学校と共同開発した再生PET製のテキスタイルや、松根油から製造されたバイオプラスチックなどが用いられる。車内システムは15.4インチのセンターディスプレイから操作される。インフォテイメントシステムはクアルコムのSnapdragon Cockpit Platformにより制御される。OSはGoogleのAndroid Automotive OSで、走行中にGoogle マップやGoogle アシスタントなどを利用できる。4には車載5G通信機器が搭載され、OTAアップデートにも対応する。[6] [10]
4にはADAS用のセンサーが合計12台搭載される。ADAS機能として、ACCと連携して車両を走行車線中央に自動で維持する「パイロットアシスト」や、速度標識認識システム、アダプティブハイビームなどが備わる。[11]
動力 編集
4のRWD仕様にはリヤに1基、4WD仕様にはフロントとリヤに1基ずつの同期モーターが搭載される。デュアルモーター仕様の最高出力は544psで、0-100km/h加速は3.8秒に達する。これはこれまでのポールスターのモデルの中で最速の加速性能である。[6][9]
バッテリーはCATL製のNMCリチウムイオンバッテリーで、容量はシングルモーター・デュアルモーターどちらも100kWhである。[9]
| モデル | 駆動方式 | 最高出力 | 最大トルク | バッテリー容量 | WLTP航続距離 |
|---|---|---|---|---|---|
| シングルモーター | RWD | 272 ps (200 kW) | 343 Nm | 100 kWh | 610 km |
| デュアルモーター | 4WD | 544 ps (400 kW) | 686 Nm | 580 km |
脚注 編集
- ^ a b 森脇稔「リアウィンドウがない！ 電動SUVクーペのポールスター『4』発表…上海モーターショー2023」『Response.』、2023年4月28日。2024年2月25日閲覧。
- ^ "Polestar 4 production starts; first customer deliveries expected before end of 2023" (Press release) (英語). Polestar Press. 15 November 2023. 2024年2月25日閲覧。
- ^ "Polestar announces global volumes for the fourth quarter, including a strong start to Polestar 4 deliveries" (Press release) (英語). Polestar Press. 11 January 2024. 2024年2月25日閲覧。
- ^ "Polestar 4 now on sale in Europe and Australia" (Press release) (英語). Polestar Investors. 31 January 2024. 2024年2月25日閲覧。
- ^ "Polestar expands manufacturing footprint to South Korea with production of Polestar 4 set to start in Busan in 2025" (Press release) (英語). Polestar Press. 9 November 2023. 2024年2月25日閲覧。
- ^ a b c d "Polestar 4 now on sale in the United Kingdom" (Press release) (英語). Polestar Press. 31 January 2024. 2024年2月25日閲覧。
- ^ a b Jason Barlow「クルマからリアウィンドウが消えた！ ボルボの高級ブランド「ポールスター」が新モデルで挑戦したこと」『WIRED』、2023年4月23日。2024年2月25日閲覧。
- ^ “Polestar 4 - Performance” (英語). Polestar. 2024年2月25日閲覧。
- ^ a b c “Polestar 4 Specifications” (英語). Polestar Press. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “Polestar 4 - Infotainment” (英語). Polestar. 2024年2月25日閲覧。
- ^ “Polestar 4 - Safety” (英語). Polestar. 2024年2月25日閲覧。
外部リンク 編集
- 公式ウェブサイト（英語）