マイオ島 (マイオとう、Maio、カーボベルデ・クレオール語:Dja r’ Mai)は、アフリカ大陸のすぐ西の大西洋上のカーボベルデに属する、ソタヴェント諸島を構成するの1つである。ボア・ヴィスタ島の南、サンティアゴ島の東にある。マイオ島は、カーボベルデでは通常見られない森林が、比較的広域に存在していることで知られている。人口5,435人。

マイオ島
Ilha do Maio

飛行機から撮影したマイオ島の北端部。
所在地 カーボベルデの旗 カーボベルデ
所在海域 大西洋
面積 269 km²
最高標高 436 m
プロジェクト 地形
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地理 編集

 
カーボベルデにおけるマイオ島の位置。
 
マイオ島の全島地図。

マイオ島内において最も標高の高い地点は、島の中央部やや東寄りに存在するペノーズ山の山頂(437メートル)である。島内には他にもバターリャ山など幾つかの山が存在する。テラス・サルガダス英語版は、北部にある塩で満たされた平野である。島の第1の町はヴィラ・ド・マイオ英語版(ポルト・イングレス)で、空港がある。

島には固有種トカゲ、周辺海域にはアオウミガメタイマイアカウミガメニシレモンザメイタチザメなどが生息しており、100種以上の渡り鳥がこの島を訪れた。2020年、島と周辺海域が生物圏保護区に指定された[1]。また、南西部のポルト・イングレスの塩原英語版にはラグーン砂丘、岩が多い半砂漠、アカシア林などがあり、マカロネシアの乾燥地域でよく見られるハシナガヒバリ英語版ズグロスズメヒバリ英語版クロオビスナヒバリ英語版および湿地種のミユビシギオオソリハシシギなどの鳥類が生息している。一帯では特にシロチドリスナバシリ英語版アカウミガメが多く生息しており、2013年にラムサール条約登録地となった[2]

自治体 編集

歴史 編集

1460年5月1日に、マイオ島は発見された。

経済 編集

マイオ島は食塩の採取で繁栄しており、わずかな農業と放牧も行われている。産業が利益を生んでいるものは他にない。

行政 編集

島全体でマイオ基礎自治体を構成する。

教区 編集

脚注 編集

  1. ^ Maio Biosphere Reserve, Cabo Verde” (英語). UNESCO (2020年11月13日). 2023年1月25日閲覧。
  2. ^ Salinas of the English Port | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2013年7月3日). 2023年4月20日閲覧。

外部リンク 編集