マイク・グラハム

アメリカ合衆国のレスラー (1951-2012)

マイク・グラハムMike Graham、本名:Michael Gossett1951年9月22日 - 2012年10月19日)は、アメリカ合衆国プロレスラーフロリダ州タンパ出身。

マイク・グラハム
マイク・グラハムの画像
1973年
プロフィール
リングネーム マイク・グラハム
本名 マイケル・ゴセット
身長 173cm - 175cm
体重 100kg - 105kg
誕生日 1951年9月22日[1]
死亡日 (2012-10-19) 2012年10月19日(61歳没)[1]
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フロリダ州の旗 フロリダ州
ヒルズボロ郡タンパ[1]
スポーツ歴 レスリング[2]
トレーナー エディ・グラハム[1]
ボリス・マレンコ[1]
ヒロ・マツダ[1]
デビュー 1972年[1]
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NWAの加盟団体チャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダのプロモーターだったエディ・グラハムの息子であり、自身も後継団体のフロリダ・チャンピオンシップ・レスリングおよびプロフェッショナル・レスリング・フェデレーションを主宰していた[3]

来歴 編集

1972年、父親のエディ・グラハムが主宰していたチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ(CWF)にてデビュー。当時ベビーフェイスだったケビン・サリバンとの若手コンビで売り出される。1974年2月、エディ・グラハムと共に全日本プロレスに初来日、前年にデビューしたジャンボ鶴田ともシングルマッチで対戦した[4]1975年12月23日にはエディとの親子タッグでリップ・ホーク&ロジャー・カービーからNWAフロリダ・タッグ王座を奪取[5]1977年2月には全日本プロレスに再来日している[6]

以降もアメリカではCWFを主戦場に、1970年代後半からはスティーブ・カーンとのタッグチームで活躍。イワン・コロフ&ミスター・サイトージミー・バリアント&ジョニー・バリアントジャック・ブリスコ&ジェリー・ブリスコザ・スポイラー1号&2号、サイトー&ミスター・サトキラー・カーン&パク・ソンミスター・ヒト&ミスター・サクラダなどのチームを相手に、同地区認定のタッグ王座を再三獲得した[5][7]。シングルでも、当時ハーリー・レイスが保持していたNWA世界ヘビー級王座に度々挑戦している[8]

1980年2月15日、フロリダ州ハリウッドにて藤波辰巳を破り、NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を獲得[9]ジェフ・ポーツスタン・レーンとの防衛戦を経て[10]、同年3月末にチャンピオンとして新日本プロレスに来日するが、4月4日の川崎市体育館でのリターンマッチで藤波に破れ、王座を奪還された[9]。この来日時には、当時の新日本プロレスのトップ外国人だったスタン・ハンセンともタッグを組み、アントニオ猪木&藤波の師弟コンビと対戦している[11]。翌1981年6月にはバーン・ガニア主宰のAWAにて、AWA世界ライトヘビー級王座の初代王者に認定された[12]

本拠地のCWFでは、1981年1月2日にバリー・ウインダムと組んでボビー・ジャガーズ&R・T・タイラーからフロリダ・タッグ王座を、1983年7月5日にはスコット・マギーと組んでボビー・ダンカン&アンジェロ・モスカからグローバル・タッグ王座をそれぞれ奪取[7][13]。シングルでは1983年1月15日、かつてのパートナーだったケビン・サリバンを破り、フラッグシップ・タイトルのフロリダ・ヘビー級王座を獲得した[14]

1985年1月にエディ・グラハムがピストル自殺で死去[15]した後、CWFはデューク・ケオムカヒロ・マツダの新体制を経て、1987年2月にジム・クロケット・プロモーションズ(JCP)が買収[16]。以降はJCPの体制下でのフロリダ地区の興行に出場し、スティーブ・カーンとのコンビを再結成してザ・シープハーダーズなどと抗争したが[17]、同年いっぱいでJCPを離脱し、1988年4月に新団体のフロリダ・チャンピオンシップ・レスリング(FCW)を設立[3]。同年12月25日にはザ・ターミネーターを破ってFCW認定のフロリダ・ヘビー級王座を獲得した[18]

その後、団体名をプロフェッショナル・レスリング・フェデレーション(PWF)と改称し、ダスティン・ローデスケンドール・ウインダムなどの新鋭を主軸に団体の運営を続けたが、1991年にPWFは活動を停止[3]。以降、CWFのエースだったダスティ・ローデスの仲介で、1990年代WCWのロード・エージェントやトレーナーを務めていた[19]

WCW崩壊後の2000年代はフロリダのインディー団体に時折登場し、往年の選手によるリユニオン・イベントではローデス親子やドリー・ファンク・ジュニアと組んでのタッグマッチなどに出場した[20]2008年3月29日にエディ・グラハムがWWE殿堂に迎えられた際には、亡父に代わって式典に出席し、翌30日にフロリダ州オーランドシトラス・ボウルで開催されたレッスルマニアXXIVにおいてもファンの前で紹介された[20]

2012年10月19日、居住地のフロリダ州デイトナビーチにて、父と同じくピストル自殺を遂げて死去[21][22]。61歳没。

獲得タイトル 編集

チャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ
フロリダ・チャンピオンシップ・レスリング / プロフェッショナル・レスリング・フェデレーション
ミッドサウス・スポーツ
  • NWAジョージア・タッグ王座:1回(w / エディ・グラハム)[26]
NWAミッドアメリカ
サウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング
ナショナル・レスリング・アライアンス
アメリカン・レスリング・アソシエーション

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g Mike Graham”. Wrestlingdata.com. 2015年10月9日閲覧。
  2. ^ Mike Graham dead at 61”. Slam Wrestling (2012年10月20日). 2023年5月12日閲覧。
  3. ^ a b c Florida Championship Wrestling/Professional Wrestling Federeation”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  4. ^ The AJPW matches fought by Mike Graham in 1974”. Wrestlingdata.com. 2015年10月9日閲覧。
  5. ^ a b c NWA Florida Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  6. ^ The AJPW matches fought by Mike Graham in 1977”. Wrestlingdata.com. 2015年10月9日閲覧。
  7. ^ a b c NWA United States Tag Team Title [Florida]”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  8. ^ Harley Race vs. Mike Graham”. Wrestlingdata.com. 2015年10月9日閲覧。
  9. ^ a b c NWA International Junior Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  10. ^ The CWF matches fought by Mike Graham in 1980”. Wrestlingdata.com. 2016年4月17日閲覧。
  11. ^ The NJPW matches fought by Mike Graham in 1980”. Wrestlingdata.com. 2015年10月9日閲覧。
  12. ^ a b AWA World Light Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  13. ^ a b NWA Global Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  14. ^ a b NWA Florida Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  15. ^ Tampa Bay Tribune: Self-inflicted gunshot kills Eddie Graham”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  16. ^ N.W.A. Championship Wrestling from Florida”. Wrestling-Titles.com. 2009年11月23日閲覧。
  17. ^ The WCW matches fought by Mike Graham in 1987”. Wrestlingdata.com. 2015年10月9日閲覧。
  18. ^ a b FCW/PWF Florida Heavyweight Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  19. ^ Mike Graham booker DVD more of a shoot”. SLAM! Sports (May 20, 2010). 2015年10月9日閲覧。
  20. ^ a b Mike Graham”. Online World of Wrestling. 2015年10月9日閲覧。
  21. ^ Mike Graham tragedy - commits suicide like father and son before him”. Cageside Seats.com. 2015年10月9日閲覧。
  22. ^ Cause of death for Mike Graham”. PW Insider.com. 2015年10月9日閲覧。
  23. ^ NWA Florida Television Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  24. ^ NWA North American Tag Team Title [Florida]”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  25. ^ Florida Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  26. ^ NWA Georgia Tag Team Title”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  27. ^ NWA World Tag Team Title [Mid-America]”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。
  28. ^ NWA United States Junior Heavyweight Title [Southeast/Continental]”. Wrestling-Titles.com. 2015年10月9日閲覧。

外部リンク 編集