サー・マイケル・ジョン・カレンSir Michael John CullenKNZM1945年2月5日 - 2021年8月19日)は、ニュージーランドの元政治家経済学者歴史家ニュージーランド・ポスト会長

マイケル・カレン
Michael Cullen
マイケル・カレン(2007年)
生年月日 (1945-02-05) 1945年2月5日(79歳)
出生地 イギリスの旗 イギリスロンドン
出身校 カンタベリー大学エディンバラ大学
所属政党 ニュージーランド労働党
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来歴 編集

 
2008年度予算案について会見に応じるカレン(2008年)

ロンドン出身。幼少期にニュージーランドへ移住しクライストチャーチの名門クライスト・カレッジ卒業。カンタベリー大学へ進学し修士号(専攻は歴史学)を取得。コモンウェルス奨学生としてエジンバラ大学へ留学しPh.D.を取得(専攻は社会経済史)。スターリング大学助教授、オタゴ大学講師(1971年 - 1981年)、オーストラリア国立大学客員研究員(1975年 - 1976年)を経て、1974年にニュージーランド労働党へ入党。1981年にセント・キルダ(St Kilda)地区より出馬し、議会選挙に当選する。以降、1996年まで同選挙区で議席を獲得し、1996年はダニーデン・サウス地区へ移る。1999年より比例名簿入り。1984年に院内幹事に就任以降、財務副大臣、社会福祉大臣、高等教育大臣などの要職を歴任。

ニュージーランド労働党副党首に就任し(1996年 - 2008年)、ヘレン・クラーク政権下で副首相・財務大臣・ワイタンギ条約担当大臣を務める。クラーク政権で9年間にわたり経済政策を指揮した。

2008年の総選挙対策で減税を行い、幅広い支持層の獲得に善戦するもニュージーランド国民党に敗北し、選挙後に副党首を辞任した。翌2009年4月に政界を引退する。2009年11月にニュージーランド・ポスト副会長に就任。2010年11月に同会長に昇格。2013年11月に再任。

2009年にオタゴ大学より名誉法学博士号を授与される。2012年6月に30年間にわたる政治家としての功績を評価され、エリザベス2世よりナイト勲位を授与され、サー (Sir) の称号を得る。

経済政策通の論客として知られた政治家。ロウソン夫人との間に2女。

2020年3月に肺癌であることを公表。2021年8月19日に肺癌で死去。