マシュー・ベラミー[1]Matthew Bellamy1978年6月9日 - )は、イギリスケンブリッジ生まれのミュージシャン。イギリスのデヴォン州ティンマス英語版のバンド・ミューズのフロントマンである。

マシュー・ベラミー
Matthew Bellamy
マシュー・ベラミー(2018年)
基本情報
出生名 Matthew James Bellamy
生誕 (1978-06-09) 1978年6月9日(45歳)
出身地 イングランドの旗 イングランド ケンブリッジ
ジャンル オルタナティヴ・ロック
プログレッシブ・ロック
プログレッシブ・メタル
シンフォニック・ロック
クラシック
職業 ミュージシャン作曲家音楽プロデューサー
担当楽器 ボーカルギターピアノオルガンマンドリンメロトロンクラリネット
活動期間 1994年 -
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
共同作業者 ミューズ
公式サイト muse.mu

身長170 cm。10歳までをケンブリッジで過ごしたのち、ティンマスに移り、出会ったドミニク・ハワードクリス・ウォルステンホルムとともにバンド活動を続け、現在に至る。バンドの作詞作曲を手がける。

担当はボーカルギターピアノ

人物 編集

1978年6月9日にイギリスのケンブリッジで生まれ、のちにティンマスに移り住む。彼が14歳(15歳と答えている時もある)の頃に両親が離婚し、祖父母と暮らすようになり、これがきっかけで音楽にのめりこんだという。

家族 編集

彼の父親は、イギリス出身で初めてアメリカのヒットチャート1位になったシングル「テルスター」を出したバンド、トルネイドースのギタリストだったジョージ・ベラミー。また、母親は霊媒師の娘で、似たようなことをすることがあったが、彼や弟がその影響を受けることを恐れてやめてしまった。

気質 編集

極端な気質だと多くのインタビューで自らコメントしているとおり、楽曲に見られる静から動の爆発や、ステージ上での演劇がかった派手な立ち回り、宇宙に対する誇大妄想的興味など、大仰な性質のようである。デビュー時からセカンドアルバムツアーまでの間は黒や金、赤、青など、何度も髪の色を変えていた。好きな食べ物は、バナナと赤ワイン。

私生活 編集

女優のケイト・ハドソンと4年間の交際の末に婚約するも、2014年に婚約を解消した。モデルで女優のエル・エヴァンスと2015年2月から交際。2017年12月に婚約を公表、2019年8月に結婚した。マシューとケイトの間には息子が、エルとの間には娘がいる。

音楽 編集

 
2007年、ネバダ州にて

歌唱法 編集

裏声を多用する特徴的な歌唱法で、トム・ヨークジェフ・バックリーなどが引き合いに出される。

楽器 編集

6歳からピアノを独学し始めて間もない頃、地元のコンテストで優勝したというエピソードがあり、ライブでも曲によってキーボードを担当することがある[2]。また、バンドをやるようになってからはギターも独学で弾くようになる。主なギターは、Mansonのカスタマイズギター。

影響 編集

ピアノでは、ラフマニノフベルリオーズなどの絢爛豪華な曲の多い作曲家が好きだというが、ピアノをはじめたきっかけはレイ・チャールズスティービー・ワンダーなどのブラックミュージックだった。ギターに関しては、トム・モレロレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)が憧れ。音楽全般に関しては、インタビュー記事などにトム・ウェイツの名前を挙げることが多く、彼の音楽には人生が詰まっているとも発言している。

脚注 編集

  1. ^ 本国等では「マット・ベラミー」(Matt Bellamy)の呼称が一般的だが、日本では「マシュー・ベラミー」の表記が多い。
  2. ^ Robbie Gennet (2005年6月). “Innocence and Absolution” (英語). keyboardmag.com. フューチャー・パブリッシング英語版. 2006年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年11月8日閲覧。

外部リンク 編集