マシュー・エドワード・ダイアズ(Matthew Edward Diaz, 1978年3月3日 - )はオレゴン州ポートランド出身の元プロ野球選手外野手)。右投げ右打ち。一般的にDiazは「ディアス」と発音されるが彼の場合「ダイアズ」(DYE-azz)と発音する[2]

マット・ダイアズ
Matt Diaz
ブレーブス時代(2012年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 オレゴン州ポートランド
生年月日 (1978-03-03) 1978年3月3日(46歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 1999年 ドラフト17巡目
初出場 2003年7月19日
最終出場 2013年5月18日
年俸 $1,250,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

略歴 編集

1999年、MLBドラフト17巡目(全体505位)でタンパベイ・デビルレイズから指名され、6月24日に入団。

2003年7月19日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビュー。わずか4試合の出場で、打率.111に終わった。

2005年2月22日にウェーバーでカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。同日FAとなり、2月24日にロイヤルズと再契約した。34試合の出場で打率.289をマークした。オフの12月19日にリカルド・ロドリゲスとのトレードでアトランタ・ブレーブスへ移籍。

2006年は、主に対左投手用の外野手、代打として打率.327・7本塁打・32打点OPS.839をマーク。5・8月に打率4割をマークし、シュアな打撃を披露。また、8月12日 - 14日には、ナショナルリーグ史上3人目となる10打席連続安打をマーク。それまで、マーカス・ジャイルズが保持していた球団記録を1試合更新した。ちなみにこの年、メジャー昇格後、初めてファーストとしてプレーした(2試合、2イニングの出場で無失策)。

2007年は前半戦こそ、左打ちのウィリー・ハリスと、投手の利き腕や状況に応じて出場機会を分け合っていたが、後半戦に入ると打棒が爆発。そして自己最多の135試合に出場し、規定打席不足ながら2年連続の打率3割以上となる打率.338・12本塁打・45打点・OPS.865と軒並み自己最多をマークした。

2008年は左ひざを故障し、6月以降は9月28日のヒューストン・アストロズ戦の出場のみに終わった。

2009年は左投手に対して打率.412、同OPS1.103と打ち込み、シーズン本塁打、打点、OPSで自己ベストの数字を残した他、初の2桁盗塁も記録。終盤は右手親指を痛めながらもプレーを続け、最終50試合では9本塁打、OPS.998を記録した。

2010年12月2日にFAとなり、12月14日にピッツバーグ・パイレーツと2年契約を結んだ。

2011年8月31日にトレードでアトランタ・ブレーブスに復帰。

2012年10月29日にFAになり、12月26日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[3]

2013年3月17日に解雇され、3月25日にマイアミ・マーリンズと契約を結ぶ。10月31日にFAとなった。

2014年2月5日に現役引退を発表した[4]

選手としての特徴 編集

ポジションは主にレフトで、ファーストも守ることができる。

左右両投手ともに打ち分けているが、特に左投手に強い。 あまり四球を選ばないため、打率の割に出塁率が低い。

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2003 TB 4 10 9 2 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 3 0 .111 .200 .111 .311
2004 10 24 21 3 4 1 1 1 10 3 0 0 0 0 1 0 2 6 0 .190 .292 .476 .768
2005 KC 34 97 89 7 25 4 2 1 36 9 0 1 1 1 4 0 2 15 3 .281 .323 .404 .727
2006 ATL 124 322 297 37 97 15 4 7 141 32 5 5 1 4 11 3 9 49 9 .327 .364 .475 .839
2007 135 384 358 44 121 21 0 12 178 45 4 0 1 5 16 3 4 63 8 .338 .368 .497 .865
2008 43 140 135 9 33 2 0 2 41 14 4 2 0 1 3 0 1 32 4 .244 .264 .304 .568
2009 125 425 371 56 116 18 4 13 181 58 12 5 5 1 35 2 13 90 14 .313 .390 .488 .878
2010 84 244 224 27 56 17 2 7 98 31 3 1 2 1 13 3 4 44 6 .250 .302 .438 .739
2011 PIT 100 231 216 14 56 12 1 0 70 19 4 2 0 1 11 0 3 44 8 .259 .303 .324 .627
ATL 16 37 35 2 10 1 0 0 11 1 1 0 0 1 1 0 0 8 3 .286 .297 .314 .612
'11計 116 268 251 16 66 13 1 0 81 20 5 2 0 2 12 0 3 52 11 .263 .302 .323 .625
2012 51 118 108 10 24 6 0 2 36 13 0 0 0 1 9 1 0 21 4 .222 .280 .333 .613
2013 MIA 10 19 18 1 3 1 0 0 4 1 0 0 0 0 1 0 0 3 1 .167 .211 .222 .433
通算:11年 736 2052 1881 212 546 98 14 45 807 226 33 16 10 16 106 12 38 378 60 .290 .338 .429 .767

脚注 編集

  1. ^ Matt Diaz Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年11月23日閲覧。
  2. ^ Notes: Pickering out, Diaz in” (英語). MLB.com. 2010年1月19日閲覧。
  3. ^ https://twitter.com/FeinsandNYDN/statuses/284071775493562368
  4. ^ Craig Calcaterra (2014年2月5日). “Matt Diaz announces his retirement”. NBC Sports. 2014年2月6日閲覧。

外部リンク 編集