ママ・キリャ(Mama Killa、ケチュア語「mama」母、「killa」月、「母の月」[1])は、インカ神話と宗教における3番目に重要な存在で、月の女神。 彼女はインティの姉かつ妻で、ビラコチャの娘で、マンコ・カパックママ・オクリョの母親であり、神話の中におけるインカ帝国とインカ文化の創設者である。 彼女は結婚と月経の女神であり、女性の守護者と見なされてきた。 ママ・キリャはインカのでも重要である。

ママ・キリャの神話では、彼女が銀の涙を流したことと、動物に襲われた時に月食が起こったことが語られている。ママ・キリャは美しい女性の形でイメージされ、彼女の神殿は巫女によって奉仕されていた。

象徴と神殿 編集

ママ・キリャはクスコの神殿で祀られており、そこでは巫女が仕えていた[2]。ママ・キリャは人間の女性として想像され[2]、銀の円盤で覆われた姿と考えられた[3]

出典 編集

  1. ^ Teofilo Laime Ajacopa, Diccionario Bilingüe Iskay simipi yuyayk'ancha, La Paz, 2007 (Quechua–Spanish dictionary)
  2. ^ a b D'Altroy, p. 148.
  3. ^ Conway, D. J. (1995). Moon Magick: Myth & Magick, Crafts & Recipes, Rituals & Spells. Llewellyn Worldwide. pp. 148. ISBN 978-1-56718-167-8 

参考文献 編集

関連項目 編集