マーティンズビル・スピードウェイ

マーティンズビル・スピードウェイ (Martinsville Speedway) は、バージニア州マーティンズビル市の南、リッジウェイにあるオーバルトラック。1周0.526マイル(846.5m)。観客席数は6万5000席。そのタイトなコース形状からPaper Clipの愛称で呼ばれる。

マーティンズビル・スピードウェイ
"The Paperclip"
View from turn two bleachers
所在地Henry County, at 340 Speedway Road
Ridgeway, Virginia, 24148
標準時GMT-5
収容人数65,000
所有者International Speedway Corporation
運営者International Speedway Corporation
着工1947年
オープン1947年
設計者H. Clay Earles
主なイベントNASCAR スプリントカップ・シリーズ
STP GAS Booster 500
TUMS Fast Relief 500
Oval
路面Asphalt/Concrete
コース長.526 mi (.847 km)
コーナー数4
バンク数Turns 12°
Straights 0°

1947年製作の非常に古いトラックで、1948年にNASCARで使用開始、翌年には年間6戦を行うほどになっている。

マーティンズビルの市街地からわずか3マイルの所にトラックがあり、一番身近なトラックであると言える。

2009年シーズンはスプリントカップとキャンピング・ワールド・トラック・シリーズが4月と11月の2回開催。ネイションワイド・シリーズは1995年からカレンダーを外れている(2006年に特別開催された)。

トラックの特徴 編集

  • コース寸法
個数 長さ バンク角
ストレート 2 800フィート(243.8m)✕2
ターン 4 1177フィート(358.8m) 12°
全長:0.526マイル(846.5m) 路面:アスファルト/コンクリート

短いと言われるブリストルよりさらに短い0.526マイルという長さは、スプリントカップシリーズ最短で、ターンバンクが12度しか無いことからNASCAR屈指の低速トラックである。トラックレコードこそ周回平均100mphを超えているが、例年は平均90mph後半、最高速度120mph(193km/h)弱である。他にスプリントカップ開催トラックで周回平均100マイルに満たないのはロードコースであるソノマ・レースウェイのみであり、性格としてはロードコースのストレートとヘアピンが交互に訪れる感覚である。

また、ストレートとターンのアウト側はアスファルト、ターンのイン側だけコンクリートという複合サーフェイスのためセッティングは難しい物となる。フルコースコーションが起こった際のピットインは、燃料補給やタイヤの交換と言うよりは、セッティングを調整するためピットインという側面も強い。

シリーズ屈指のハードブレーキトラックのため、右フロントタイヤに大きな加重がかかり、これをバーストさせるマシンが続出する。大抵の場合フルコースコーションでリードが帳消しにされてしまうため、いかに最後の10〜20周に向けてマシンを調整し、最後のリスタート前に上位につけ、フィニッシュに向けスパートするかという頭脳プレーが要求される。

ピットレーン入り口はターン3入り口だが、ターン4から既にピットボックスが用意され、ターン2の途中まで続く。そのため序盤と終盤を指定するチームはピットボックスがカーブ途中という難しい場所になる。

レコード 編集

外部リンク 編集


座標: 北緯36度38分02秒 西経79度51分04秒 / 北緯36.63389度 西経79.85111度 / 36.63389; -79.85111