ミシェル・フェルナンデス・バストス

ブラジルのサッカー選手

ミシェル・バストス(Michel Fernandes Bastos, 1983年8月2日 - )は、ブラジル出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはディフェンダーミッドフィールダー

ミシェル・バストス
名前
本名 ミシェル・フェルナンデス・バストス
Michel Fernandes Bastos
ラテン文字 Michel BASTOS
基本情報
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
フランスの旗 フランス
生年月日 (1983-08-02) 1983年8月2日(40歳)
出身地 ペロタス
身長 179cm
体重 71kg
選手情報
ポジション DF (LSB) / MF (LSH) / FW (LWG)
ユース
1994-2001 ブラジルの旗 ペロタス
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2001-2003 オランダの旗 フェイエノールト 0 (0)
2002-2003 オランダの旗 エクセルシオール (loan) 28 (0)
2003-2006 ブラジルの旗 アトレチコ・パラナエンセ 10 (0)
2004 ブラジルの旗 グレミオ (loan) 19 (4)
2005 ブラジルの旗 フィゲイレンセ (loan) 34 (10)
2006-2009 フランスの旗 リール 97 (25)
2009-2013 フランスの旗 リヨン 98 (26)
2013 ドイツの旗 シャルケ (loan) 14 (4)
2013-2014 アラブ首長国連邦の旗 アル・アイン 12 (4)
2014 イタリアの旗 ローマ (loan) 16 (1)
2014-2016 ブラジルの旗 サンパウロ 123 (21)
2017-2018 ブラジルの旗 パルメイラス 17 (0)
2018 ブラジルの旗 スポルチ (loan) 23 (4)
2017-2018 ブラジルの旗 アメリカ・ミネイロ 1 (0)
代表歴
2009-2010 ブラジルの旗 ブラジル 10 (1)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

フリーキックの名手であり、2008-09シーズンは前半戦だけで直接フリーキックから4得点している[1]

経歴 編集

地元のECペロタスでサッカーを始め、若くして天才と呼ばれた彼は18歳でオランダのフェイエノールトに渡った。リザーブチームでトップ昇格の機会を窺ったが、トップチームでは試合に出場できなかった。2002-03シーズンはエールディヴィジに昇格したSBVエクセルシオールレンタル移籍して28試合に出場したが、シーズン終了後にはブラジルに舞い戻った。2005年にフィゲイレンセFCで二桁得点を挙げたことから再び注目されるようになり、2006年にフランスのリールに移籍した。

2006-07シーズン開幕戦のスタッド・レンヌ戦でデビューし、65分間プレーした[2]。初得点はRCランスとのダービーマッチで、このシーズンは3得点した。2007-08シーズンはスタッド・レンヌ戦、オリンピック・リヨン戦、FCロリアン戦での貴重な得点を含む8得点を挙げ、7位でのフィニッシュに貢献した。左サイドバックから左ウイングにコンバートされたのはこの頃だった。

 
リヨンでプレーするバストス

2008-09シーズンは2節のル・マンUC戦で初得点すると2週間後にはFCジロンダン・ボルドー戦で得点し[3]、その1週間後にはFCソショー戦でも得点した。このシーズンで特筆すべき得点は2-2と引き分けたリヨン戦での得点である[4]。左足で放たれた難しい角度からの30mのフリーキックは、グランダーで複雑な回転をしながら飛び、相手ゴールキーパーのウーゴ・ロリスでさえも止められなかった[5]。2008年11月11日からは絶好調の期間となり、マルセイユ戦、FCロリアン戦、トゥールーズ戦、OGCニース戦、ル・アーヴルAC戦で得点し、リールはこの5試合を2勝3分で乗り越えた。数週間後には再び連続得点の期間が始まり、得点した6試合すべてに勝利した。このシーズンは37試合に出場して14得点を記録し、アシスト数は9でランキング上位に名を連ねた。得点ランキングとアシストランキングの両方で5位以内にはいったのはリーグ・アンの歴史上初めての出来事だった。カップ戦も含めた通算では41試合16得点を記録した。チームは5位でUEFAカップ出場権を獲得した。リーグ・アンの年間最優秀選手候補にも選ばれた。

2009年7月15日、移籍金1800万ユーロ(約23億9000万円)の4年契約でリール時代の監督クロード・ピュエルが率いるリヨンへ移籍した[6]UEFAチャンピオンズリーグ本戦出場プレーオフ・アンデルレヒト戦1stレグで初得点した。5-1で勝利したこの試合で彼は3点目を決めた。8月29日、ASナンシー戦ではゴール前25mの位置から強烈なミドルシュートを叩き込んだ。チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのボルドー戦では決勝点を記録した。

2011-12シーズン前、ユヴェントスFCへの移籍の噂が上がるものの残留。2013年1月29日、ドイツ・ブンデスリーガシャルケ04に2014年のシーズン終了まで1年半の期限付きで移籍した[7]

2013年7月、アル・アインFCに移籍。2014年1月、SSCナポリへの移籍が濃厚だったが一転して、リール時代の恩師リュディ・ガルシア率いるASローマに半年のレンタルで移籍決定[8]

2014年8月13日、サンパウロFCに移籍した[9]

2016年12月31日、SEパルメイラスに移籍した。

代表歴 編集

世代別代表を含めセレソンに選ばれた経験はなかったものの、2009年10月にA代表初招集を受けると、イングランドとの親善試合にフル出場し代表デビューを果たした。南アフリカW杯ブラジル代表にも選出され、大会前の親善試合・ジンバブエ戦で代表初ゴールを挙げた。本大会ではグループリーグ3試合と決勝トーナメント1回戦、準々決勝の全5試合に先発出場し、積極的なオーバーラップでチャンスを演出した。

タイトル 編集

クラブ 編集

オリンピック・リヨン

脚注 編集

  1. ^ footballista、ソルメディア、2009年12月31日-1月7日号、32頁
  2. ^ Ligue 1. “Rennes v. Lille”. 2007年3月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月4日閲覧。
  3. ^ Ligue 1. “Lille v. Bordeaux Match Report”. 2009年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月4日閲覧。
  4. ^ Ligue 1. “Lyon v. Lille Match Report”. 2010年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月4日閲覧。
  5. ^ fourfourtwo (2008年10月19日). “Lyon 2 - 2 Lille (動画あり)”. 2011年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年9月4日閲覧。
  6. ^ uefa.com (2009年7月15日). “バストスがリヨンへ移籍”. 2009年7月16日閲覧。
  7. ^ シャルケ04公式HP (2013年1月29日). “S04 leiht Michel Bastos von Olympique Lyon aus”. 2013年1月30日閲覧。
  8. ^ Goal (2014年1月21日). “M・バストスのローマ移籍が決定”. 2014年1月21日閲覧。
  9. ^ Goal (2014年8月14日). “M・バストスがサンパウロに加入”. 2014年10月17日閲覧。

外部リンク 編集